こんにちは、れいこです。




依存症の家族会、その他の家族会は多岐に

わたりますね。

当事者や支援者、それぞれの家族会。

当事者は当事者が行くしかないので

当事者へ任せるとして、では家族、支援者は

家族会へ行く?行かない?

と迷っておられる方もいると思うんですね。




家族会とは

同じような悩みを持った人が集まり、自分の

体験談を語り合ったり、情報交換ができたり

相談できたり、家族がどう乗り越えてきたか

を知ることで安心できる場でもあります。

ただ、

そこは全部が全部安心かって言われると、

中にはそうじゃない方もいると思うんですね。


私が初めて家族会へ行った頃は、

UMIとも出会っていなかったですし、

境界線という言葉も意味も知らなかったので

家族会へ参加することが苦しかったんです。

私の場合は、

自分と他者の境界が薄い為、

参加されている方のお話しが全部が自分事に

感じてしまい、

「自分はこんな風にできるのか?」
「こんな風にしなきゃ!」

と逆に不安と焦りが増幅していきました。



ですので、

家族会は参加すれば良いってもんではないと

思っています。

ご自身でご自身の今の状況を

把握することの方が大事で

「元気がもらえる」
「安心できる」
「情報交換を有益にできる」

と感じられる方は参加することはいいのかな
と思います。


たまにお見かけするのが、

「パートナーが家族会に来ない!来てもらう
 ためにはどうすればいいんですか?」

と聞かれている方がいるのですが、

パートナーが家族会に来る、来ないの前に

どうしてパートナーに来て欲しいのだろう?

を見た方がいいのかなと思います。

我が家の夫は初めの2回の家族会に行った

だけでそれ以降は行っていないです。

それも、最初は私も不服でしたよ。

はい、恒例の

「私はこんだけやっているのに!」
「私がどうにかしないと!」
「こんだけ私は大変で辛いのに!」

もう、こういうの何回出すんだって?笑。

って話しですが本当に夫へもコントロールを

向けていたし、子どものためにやることは

これだ!これをしないのは愛がないからだ!

と家族会へ行くことが正義になり、

それをしないことは愛がないのだと

結び付けていたんですね。

それなのに、家族会へ行き、

共感し過ぎて逆に不安になり、どっと疲れる

ことは最初の頃はしていました。





今は境界線も引けてきているので共感し過ぎ

たり、引っ張られることも少ないですし、

家族会へ行くのは

「自分が心地良いか」
「自分が学びになるか」

で行くか決めていますし、今はコロナ禍から

オンラインで家族会を行なっている所も

多いですしね。

オンラインなら、万が一苦しくなっても

退出しやすいですし、折角行った家族会が

あぁ、聞いて良かったと思えるモノでない

のならば、やめる選択もできるのです。

依存症外来や区役所の行政などに相談すると

家族会を勧められることが多い気がしますが

誰のために、何のために、

行くのかor行かないのか

ご自身と対話することの方が大切だと

思います。