「教えてもらう」ためには「質問すること」が大切。
しかしこれが意外に難しい。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」という諺は聞くことの難しさを表しています。
教えを乞うとは、他人に頭を下げることですから、それができない不遜な人は他人から育ててもらうことなどできないのです。
それができる聡明な人は、教えてもらうチャンスをつかみます。
そのチャンスを生かすも殺すも本人次第。
なのですが、その前に教えてくれた人に感謝を伝えることが肝心です。
これがまた難しい。
自分が知らないことを教えてもらう場合、時として自分の無知と向き合うことがあります。
例えばマナーで注意を受けた場合など、こちらが恥ずかしい気持ちになります。
あるいは、ルールを間違って注意を受けた時にも。
いわゆる逆切れで、教えてくれた人に悪感情を持つ場合さえあります。
このように自分のために必要な知識を伝えてくれる人に対しても、いつも感謝の気持ちが先に立つとは限りません。
一方で、教える側としては、相手に成長して欲しいと思って時間を割いて行動しているので、無反応だとそれが適切だったのかどうかわかりません。
それに加えて「わかりにくかったかな?」「見当外れだったかも?」「お節介だったかな?」「とりあえずやるべきことはやったよな」など安堵というよりは不安やあきらめの気持ちが起きてしまいます。
反対に「ありがとうございます」「ご指摘いただいて気づきました」「今後に役立てます」と答えられれば、教える側のモチベーションが上がって『今後の成長を見守ろう』と継続的な支援を期待することができます。
育てられる人は育ててくれる人に甘える構造があるのですが、育てる人も人間なのでその構造に甘えずに、時間をかけてくれる気持ちや与えてくれる知識にいつも感謝の気持ちを持ちたいものです。