五胡十六国の日~誰を紹介しようかな? | 極秘計画進行中!もっとオタクの味方となるために!「オボコノサトリ」

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謎の人物...もといオタクの味方であり自らもオタクである「仏滅」が、自分が面白いと思う鉄道模型とかQMAとかアニメとかボーカロイドとかをネタにして読者の皆様に楽しんでいただくブログ....でしたが、最近は本業の極秘計画進行中(内容は来るべきにここでお話いたします)。

三国志のあと、どうやって隋・唐になっていったのか?少年時代(三国志は卑弥呼に関連して概略にふれたのみでした...というか、それが三国志だとわかったのも中高生ぐらいになってからのこと)の私の素朴な疑問でした。 大人になって調べてみて愕然!三国志と隋の間は、とんでもない乱世だったのです。その名も「五胡十六国時代」。 そう、「五胡十六国の日」に紹介すべきと感じたことです。 その乱世のはじめの方に登場するのが、今夜紹介する「劉淵」。 劉禅の子ではありません(「三国志平話」では、劉禅の子設定ですけれど)。なんとびっくり、冒頓単于の子孫、匈奴の首長です。 なのになぜ劉姓なのか?はい、劉邦が冒頓単于に負けたあと、劉氏から匈奴単于家に姫を何度も輿入れさせた歴史があるからです。 「俺だって劉邦の子孫だ」というわけで、匈奴の首長が劉姓を名乗ることになったんですね。 彼の一族の興す国の名は「漢」。このあといろいろあって「趙」に改名、司馬懿の一族が興した西晋を亡ぼすのですが、その後主に騎馬遊牧民のいろんなグループの国が勃興しては滅び...を繰り返すことになります。 このあと、拓跋元氏の「北魏」が華北を統一するまで続く乱世、それが五胡十六国時代なんですね。 劉淵亡き後が乱世の本番、中国史上屈指の暴君が次から次へと登場する展開が続きます。彼らもまた別の機会に紹介したいですね。 またこの時代は日本史の「空白の四世紀」にかかっています。その意味で関係でも目の離せない時代です。