福祉用具の必要性
福祉用具は生活するのに必要なもの。
ですから、障害の制度では購入の際に一定の制限はありますが、補助を利用することが出来ます。
介護保険が利用できる場合はレンタル費用のほとんどを保険で賄えるのかな？
非該当なのでそちらはよく分かりませんが、どちらにしても負担が少なくなるような制度になっています。
そんな制度を使う以上、税金や保険料から賄われている訳ですから行政に必要性の判断をされるのは当然です。
なのでこちらも必要なもの、必要な機能のものしか申請はしません。
購入にかかる費用の助成金は、自治体によって金額が違うようですが物価高騰以前に決められたもの。
そもそも額が足りないので、助成金を使ってもかなりの慈悲が発生するため必要以上のものは購入出来ませんしね笑
例えば介護ベッドなんかは私の住む地域では必要性が認められれば満額約15万円程度の補助がおります。
しかし、カタログ見ると今の介護ベッドは定価40万超えてたりするんですよねえ⋯💦
実際は定価から割引してもらえるけど、業者によるので下手したら介護ベッドは生活に必要なものなのに、補助利用しても約25万円を自分で用意しなければならないとなるのはかなり辛いものがあります。
毎日使用するものなので、ケチって機能を削ると毎日の生活に直結しますからね⋯
電動車椅子はさらに高額なので、自治体によりますけどさらに判定基準は厳しくなります。
大体は更生相談所に行きそこで指定医に必要かどうか判断されます。
金額が大きい為、厳しい判定になるのは仕方の無いことです。
判定基準は国によって色々とルールが定められているようですが、実際は現場というか地域によって差が出ているのが現状。
身体機能の面は勿論ですが、通勤ルートに坂道があり手動車椅子では通勤が難しいなどの地理的要因や、難病により体調に波がある場合は体調が悪い時を基準にすること、生活環境など考慮することなどが一応定められております。
しかし、いつも通っている病院ではそういう生活面も分かりますが、更生相談所の判定医はバックグラウンドまで把握してないわけです。
例えば体幹機能障害があり、座面に15分程度しか座り続けられないからリクライニング機能が必要としても、判定医の前で15分以上座らなかったら、「座れるから必要ないよね」なんて判断されるかもしれないわけです。
実際現在使用している簡易電動車椅子の判定の時、更生相談所の廊下（段差もなくツルツルしていて車椅子操作しやすい）では、外では動かせない手動車椅子を少しだけ動かすことが出来（1メートルくらいw）、それを見て判定医に「車椅子手動操作できるよね？」なんて言われました笑
実際の生活ではその廊下のような操作しやすい場所はほぼありませんし、1メートル動けたくらいでは家の中動くのだって困難が生じるわけです。
これは多分判定医の性格なんでしょうけど⋯
だから状態を知っている主治医に意見書を作成してもらうわけですけど、最終判断は普段の様子を知らない医師になるわけで。
それって普段の生活とかを知らないから、判定のわずかな時間のみで本当に必要かどうかの判断を正しくすることは出来るのか？なんて疑問に思うわけです。
申請の為に書類を貰いに行ったり記入したり、見積を業者に頼んだりって障害があるとものすごく大変な訳なんですよ。
それに申請したって自己負担大きいわけなので、わざわざ不必要なものを申請したりしない訳です。
申請する時には既に主治医や訪看さんやヘルパーさんなど身近な周りの支援者と必要だよねってことを話し合って申請しているわけです。
それを初対面の人に簡単に却下されたりする。
諦めて自費で購入する人もいる。（これを狙ってるのかもしれないけど！）
それって制度が整っていると真の意味では言えないのかななんて思います。
支援時間なんかも同じですけど⋯
生活実態を知らない役人たちが、入浴は週二で十分やとか色々言って時間数削られてしまう人とか沢山いる訳で。
そんなこと言ってる本人たちは毎日風呂入ってるわけで笑
時間数なんかは私はかなり恵まれていると思いますが⋯自分で重度訪問介護を選択しなかったから、誰もいない時間に不便がありまくるのは仕方ないけど、それよりもメンタルの自由を選んだわけなので。
と、前の担当者は状況踏まえて色々柔軟に対応してくださいましたが、人が変わると色々大変だなと改めて思う事がありこんなことを書いていました。
生活保護の水際作戦と言われるものと同じで、一部の不正行為の為に多くの真面目に生活している人が大変になる構図が出来上がっているような気もします……
正直者が馬鹿を見る世界に福祉はなって欲しくないです。
高いよね⋯w
でも必要だから頑張って働くわ⋯
何のために働くのかたまに分からんくなるねwまあまだ復帰の目処たってないけど😅