ブラトップ。

あれは革命だ。

ブラジャーのホック。
これは上肢や体幹に障害があるものにとっては近くても遠い存在……

自分の背中にあるのに、届かない。

届いたとしても付け外しは困難。

そんな不便を解決してくれるのが、ブラトップ!!





しかし、ブラトップにも課題はある。

ブラジャーよりも付け外しの難易度は格段に下がるが、ブラトップにすれば1人て着脱出来るようになる訳でもない。

推奨される着用方法は、足から着る方法。
そうすることによって、キレイにカップインするのか?

立てる人ならしゃがんで足をくぐらせて、上に持ってくる感じ?

これを座ってやるとすると、おしりで引っかかる。
そもそも足まで上半身が届かない。

では上から普通のTシャツのように着るとなると?
腕が上がらない。

着脱方法の問題の他、ブラトップの最大の課題だと思うのが、「カップサイズに合わせるか、身体のサイズに合わせるか」

カップサイズに合わせると、肩紐やウエストがユルユルorキツキツになる人も多いと思う。

肩紐はキャミソールタイプなら調整出来るものもあるけど、基本的にはカップサイズが大きくなるにつれて、横幅も縦幅も大きくなる仕様。

つまり、貧乳ぽっちゃりは、カップサイズに合わせたら身体がパツパツになるし、スレンダー巨乳ならカップサイズに合わせるとウエストブカブカなわけ。

インナーとして着るから、サイズはパツパツもブカブカも困るよね。

一人暮らしの時、居宅介護の時間が限られていたから着替えでヘルパーさんは入れられなかった。

なので、入浴介助の時にブラトップと外にも出られて寝ることも出来そうな緩めのワンピースみたいのをきて凌いでいた。

面白いことに体型って着る服が緩いと身体もゆるゆるブヒブヒしてくるんよ。

それで実家に帰ってからの方が何故か時間数増えたので(笑)、起床介助と共に着替えもお願い出来るように!

何故実家なのに増えたのか?両親の年齢等もあるが、自治体の違いが大きい。その他諸々あるけど。

着替えの介助があることで、ブラも付けられるし仕事のために着替えられるようになった。

私服だけど、着替えることでスイッチは切り替えられるし凄く良かった。

着替えの介助。
ないならないで、「自分で着替えられそうな服装」や、「入浴介助の時のみ着脱」という工夫で乗り切れないことは無い。

しかしそれは生活の質を落とす妥協になってしまう。

自分で出来ることはもちろん自分でやりたい。

でも、少し介助をしてもらえることで選択肢が増えることなら、そこはヘルパーさんのお力をお借りした方が生活の質は上がる。

もちろん、時間数に限りはあるし、1人時間も必要。

限られた時間の中で、どこを手伝ってもらいたいか。
その辺は自分で決めていかなければならない。

着替えは一つの例に過ぎなくて。
普通なら当たり前にできる着替えひとつとっても、ものすごく悩んで、工夫して、妥協して…
色々葛藤をしながらベターな方法を探っていく。
それをお風呂とかトイレとか、みんなが当たり前にしている日常生活のほぼ全てのことでやっていかんと、障害者の生活は回らんのだよ。

ベッドに寝かせてもらった後、手元に照明のリモコン置いてもらうの忘れたら電気消せないしね。(そのためのIOT笑)


リモコンが手元にあっても、落としたら終わりだしね。
(そのためのIOT…)


そんなリスクを考えると、一人の時間ってものすごく不安になるけど。
でも一人の時間が一番気楽♡♡

支援の必要度が増えることはあっても減ることは無いからね、今が一番自由時間が多いと言えるのかもしれない。

そう考えたらまだ重度訪問介護には手を出したくないわね…

自力たん吸引できる間は粘ろうかな?

これなら家でも外出先でも使えるかな?

課題は多いけど、帰宅が楽しみすぎる。
なんなら病院脱走したいわwww
出来ないけどwww

長期に休みすぎたから、主治医の許可がないと仕事復帰できないけど…

絶対説得するから待ってろーびっくりマーク