NHK-FM「ベストオブクラシック」

N響と共演したソリストたち 3
初回放送日:2025年3月5日
【案内】金子奈緒

 

ニールセン:

クラリネット協奏曲作品57
伊藤圭(クラリネット)

NHK交響楽団

ヘルベルト・ブロムシュテット 指揮
(2024.10.10, サントリーホール)

 

 

伊藤圭はN響の首席奏者。ソリストがいる楽曲ではマイク・セッティングが変わるからか、昨日の放送よりも独奏者の響きがたっぷりと収録されている。これは間違いなくサントリーホールだ! と言い当てることが可能。

 

ニールセンのクラリネット協奏曲は、もちろんは初めて聞く曲だが、とても愉しめた。クラリネット・ソロの音色もテクも素晴らしく、うっとりというか、いつものように口をあんぐりと開けたまま聞き入ってしまう。

 

(「NHK交響楽団」公式Xより)

 

スネアドラム(小太鼓)も大活躍。実に聴きごたえを感じる演奏だった。

 

ネット情報によると、この日のスネアは石川達也氏。

 

 

上のプロフィール写真で抱えているスネアを、この日の演奏では使用していた様子だ。フープはシングルフランジの非メッキの鉛色のもの。シェルは5インチぐらいの深さで8テンションだ。しかし、材質やメーカー、産地など、楽器のことはよくわからない。浮き出た木目はメイプルっぽいが。

 

マッチド・グリップで叩くプロも多い中で、石川さんはレギュラー(トラディショナル)グリップだ。右足側に大きくスネアを傾けるスタイル(東響の綱川さんほどではない)。

 

オーチャードホールのページに、石川さんのインタビューが載っていたので、リンクを貼る。

 

 

今日の演奏の主役、伊藤圭さんのインタビューも。

 

 

プロの方の演奏というのは、我々アマチュアにとって、いつでも、どんなときでも憧憬の的であり続ける。