NHK-FM「音楽の泉」
ハチャトゥリヤンのバイオリン協奏曲
初回放送日:2024年5月19日
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Vn.)
サッシャ・ゲッツェル 指揮
ボルサン・イスタンブール・フィルハーモニー管弦楽団
(2018,グラモフォン)
聞き逃し配信。
僕は演奏者の格好をけっこう気にするタイプかもしれない。ネマニャ・ラドゥロヴィチは、髭と長髪がトレードマーク。同じ演奏でも、なんとなく軽薄に聞こえてしまう。たいへん失礼な言い方ではあるが、あくまでも個人的な見解である。
因みに、プロ野球の監督や選手も、ちゃんとした人が好きだ。チャラチャラした人は、どんなに実績がある人でも、あまり好きではない。日本のオケにも派手なコンマスがいるが、あれもあまり好きではない。実力で勝負してほしいのだ。昔のベルリン・フィルの安永徹なんて、理想の演奏家だ。
いきなり話がズレたが、ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲をちゃんと聞くのは、初めてだ。
中央アジアの薫りがぷんぷんと漂ってきた。オケがイスタンブールってぇのもいいよね。
第2楽章が大好き。木管のソロもいい。ここでのヴァイオリンは、ちょっと何かが憑依している感じ。ロシアじゃないな、アジアだな。ガイーヌにちょっと似ている。
ラドゥロヴィチは、今夏のプロムスに出るようだ。
さっきは容姿を気にするみたいなことを書いたが、聴き込んでいくうちにまったく気にならなくなった。容姿? なに? それってオイシイの?
第2楽章だけ永遠に聴き続けられる。