アラン・ホールズワース:
メタル・ファティーグ
(1985,ENIGMA)
筋肉少女帯の三柴理(三柴江戸蔵)が、NHKの某番組で推薦していたのが、このアラン・ホールズワースのアルバムだった。
レコードを探していて、ようやく昨日、関内で出会うことができた。新品のCDを買っちゃおうかな、と妥協しかけたが、結果的に輸入盤(アメリカ)のLPが手に入って嬉しい。
アラン・ホールズワースというギタリストは、物故者のようだ。
これも「フュージョン」の仲間なのだろうか。ロックっぽいサウンドがある中に、拍子感の希薄なジャズっぽい進行があったり、長時間にわたるソロ・ワークがあったりする。
サウンド的には、僕の知っている範囲だと、チック・コリアのエレクトリックバンドとか、そのギタリストのフランク・ギャンバレーとかが、この路線の継承者なのであろうか。
よくわからない。
が、聴いていて「音楽」の多様さに改めて圧倒される。聴き馴染める楽曲、口ずさめる楽曲はないものの、「この音楽、どうやって構築したんだろう」という興味は湧いてくる。
楽しむ音楽ではなくて、考える音楽の仲間に、僕の中ではカテゴライズされる。