ラヴェル:

弦楽四重奏曲ヘ長調

ドビュッシー:

弦楽四重奏曲ト短調

 

イザイ弦楽四重奏団

(1990,DECCA)

1988年エヴィアンをはじめ、多くのコンクールで優勝という栄冠に輝いたフランスの誇る国際的な実力派カルテットのデビュー盤となったラヴェルとドビュッシーの弦楽四重奏曲。安定した技巧と緻密な構成力を支えに、香り高い抒情の世界を切り拓いている。

 

仏蘭西っぽい響きで録音されていて、一番好きな弦楽四重奏のCD。「仏蘭西っぽい」というのは、あくまでも「僕の考える仏蘭西」なのだが。

 

そういえば、フランスは5回行ったが、すべて研修旅行として行っているので、現地の音楽にはまったく触れなかったのが悔やまれる。ノートルダム寺院の裏でヴァイオリンを弾いているおじさんはいたが(笑)

 

直近で行ったのは、気がつくともう11年も前のことだ。これから先、ヨーロッパに行くことはないかもしれない。そんな予感がする。ちょっと悲しいかも。でもイギリスには行きたいかな…。

 

それは、ともかく、正月からラヴェルとドビュッシーの弦楽四重奏曲である。どちらが好きかと問われれば、甲乙はつけがたく、どっちも好きである。

 

元日の昨日は、年をまたいでの初詣に出かけて長蛇の列に並び、帰宅して3時間の仮眠後に、初日の出を拝みに丘を駆け上がった。そのため完全にグロッキー(死語)で、昼は寝ていた。

 

「お聴き初め」にこの曲を選んだのは、お屠蘇気分にぴったりな気がしたから。

 

宮城道雄っぽい雅(みやび)な響きも聞こえて、このチョイスは吉と出た。

 

さて、今年の抱負。

 

ロックに生きる

 

原点に回帰しているのは感じるが、なかなかドラムを演奏する機会がない。思い切って、今年こそ「ドラム」に回帰する。しかも、ロック・ドラムだ。

 

ドラムは勉強のためにジャズも叩いたが、ぜんぜんしっくりこないのが本音。ぜんぜん楽しくないのだ。クラシックも同じ。打楽器は演奏技術や表現の「上」を目指してしまって、気持ちがリラックスしない。もっとラフでパワフルに、バックビートを叩いてみたいのだ!

 

年末に伊藤正則が出演するFM放送を偶然聴いて、スウェーデンのKATATONIAというベテラン・バンドを知った。最高の音楽だった。「メタルが俺を呼んでいる(呼び戻している)」と感じた。

 

 

2023年ブレイクの「マネスキン」(イタリー産)も良かったー。最高。

 

 

とにかく今年は、ロックで行くぜ!

(ブログはクラシックで行きます)