【聞き逃し配信】

ブラボー!オーケストラ

佐渡裕×反田恭平×PAC オーケストラ!
2023年10月22日(日)午後7:20放送

 

 

今朝、聴けた。PACオーケストラとは何ぞや。

 

私たちは阪神・淡路大震災後10年を経て生まれた「ひょうご」のオーケストラです


1995年1月17日、兵庫県では死者6400人も出す大きな震災がありました。
高速道路は倒壊し、東西を結ぶ鉄道は完全に分断され、多くの家屋は壊れ、美しいこの街は見る影もない有り様となってしまいました。
震災後10年が経ち、この街は住む人々の勇気と力で、ふたたび美しく強い街となりました。
この街の未来が優しく強くあり続けるよう願いを込めて、2005年の秋、文化復興の街のシンボルとして「兵庫県立芸術文化センター」がオープン。
兵庫芸術文化センター管弦楽団(Hyogo Performing Arts Center Orchestra = 通称PACオーケストラ)は、佐渡裕芸術監督のもと、この「兵庫県立芸術文化センター」と共に創設された専属のオーケストラ。ここを拠点に、様々な演奏活動を展開しています。

 

 

 

神奈フィルのホルンの熊井優さんや、N響のオーボエの吉村結実さんも、このオケの出身者なのだとか。「プロ」を育てる「プロ・オーケストラ」みたいな評し方でいいのだろうか。教員の世界で言えば、公立学校に合格する前に勤める全日制の私学とか、全日制に受かる前に働く通信制の私学みたいなものか。(違うか)

 

番組の司会は、白石かつらさん。初めて声をお聞きした。

 

白石かつら

 

関西学院大学

文学部 教授
研究分野・キーワード
音楽学, musicology
プロフィール
文学や美術と違って、(西洋)音楽は、作曲家が書いた楽譜を直接見るだけでは、たのしむことができません。楽譜を演奏する人がいてはじめて、音として鳴り響くことができます。私は、音楽が「演奏者によって音にされる現場」に興味をいだき、(近代的な)演奏会の成立とその変遷について研究しています。具体的には、ヨーロッパで一番古い民間オーケストラであるドイツのライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が、1781年以来現在まで、実際にどのようなプログラムで演奏会を開催してきたのかを調査・研究しています。現在、私たちが親しんでいるクラシック音楽の演奏会は、このゲヴァントハウス管弦楽団の活動に大きく影響を受けているのですが、まさにそのゲヴァントハウス管弦楽団を、世界のスタンダードとなる存在にすべく、大きな改革をした音楽家、F.メンデルスゾーンについても研究しています。

 

 

 

ご研究の内容が、最近の僕の関心と重なっている。もしも、高校時代にこの先生がいらっしゃったら、僕は真面目に関西学院大学に進学したいと思ったかもしれない(思わなかったかもしれない)。

 

次のような記事も見つけた。前任校の京都大学の広報記事のようだ。

 

 

…とまあ、演奏を聴きながら、関心はあちこちに飛んだ。

 

ブリテンのピアノ協奏曲は、僕が初めて聴く曲で、あまり脳内に入ってこなかった。しかし、終楽章だけは、ちょっと覚醒。始終、憂鬱になる行進曲だった。「進みたくないよー」と訴える行進曲。周りが行進しているからは、自分だけ立ち止まるわけにはいかない。戦前の代表的な作風にも思えた。戦争の影がチラつく世界の現在地から聴くと、憂鬱にならない人の方が異常だと思われる。

 

まあ、そんな感想が出るのも、昨日、ものすごく疲れていたのに早起きして聴いたせいなんだろうと思う。

 

ブリテン:

ピアノ協奏曲 作品13

反田恭平(ピアノ)

佐渡裕 指揮

兵庫芸術文化センター管弦楽団

2023年9月8日,

兵庫県立芸術文化センター大ホールで収録

 

 

木管のソロを聴くに、相当な腕前の奏者をそろえているオーケストラだということを認識した。若いっていいですね。

 

「権利の上に眠る者」は「護(まも)る」に値しない…っていうのはどこの世界でも同じ。既得権に甘んじている輩が多い組織は、腐敗が早い。いや、すでに腐敗している。

 

若い人はどんどん向上したいと思っているから、どんどんうまくなる。

 

みんな公立学校に勤めたがるが、私立にもいっぱい良い先生がいるよ! PACオーケストラも応援します!!