ヴィヴァルディ:
マニフィカト ト短調
フィリップ・レジャー指揮
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
アカデミー室内管弦楽団
(1977,argo)
日曜日の朝にこういうのを聴くと一日が美しく見える(かもしれない)。だから、たまに聴きたくなる。僕の所有しているのはレコード。「板起こし」(=デジタル化)してあるので、いつでもPCで再生できる。
バッハのもいいが、僕はヴィヴァルディのも好き。ところで、「マニフィカト」とは何ぞや?
ルカ福音書のマリア賛歌から歌詞をとり,冒頭の語(「たたえ奉る」の意)を題とした聖歌,および多声楽曲。カトリックでは聖務日課の中心となる感謝の歌で,イギリス国教会・ルター派教会でも歌われる。多声楽曲としてはデュファイなどによる名曲も多く,特にバッハの作品は有名。マグニフィカト。
急に思い出したのだが、世の中には「キリスト教専門書店」という括りの書店が各地にある。大都市にはあると予想していたが、意外にも横浜にもあることを、昨年、初めて知った。そして、初めて訪れた。もう行くことはないかもしれないけれど。
訪問の理由は、次の雑誌が欲しかったからである。
そもそも、このような雑誌が季刊で発行されていることに驚く。もちろん、僕はレイフ・ヴォーン・ウィリアムズの特集記事が読みたくて所望したのである。昨年はRVWの生誕150年だった。
amazonでも買えない雑誌なので、出版元に問い合わせると、各地域にあるキリスト教専門書店の店頭で普通に買えますよ、という。「横浜です」と伝えたら、紅葉坂にある本屋さんを教えてくれた。
その名もずばり「横浜キリスト教書店」さん。
こういうお店は敷居が高い。おそるおそる、ゆっくりとドアを開けるが、意に反してカランコロンと大きな鈴の音が鳴って、一瞬ひるむ。
慣れれば大したことないが、門外漢というのは、何事にも臆病なものなのだ。
しかし、お店の女性は、とてもお優しい声を発せられる方で、雑誌名を伝えると、丁寧に売り場の置いてある場所まで案内してくださった。「ありがとうございます」と頭を下げて、振り返ると、なんと所望の雑誌はうず高く平積みされていた。(こんなに売れるんだ…)と失礼ながら思ってしまった。
教会のオルガニストなどではない僕にもフツーに購入できたことがなんだか嬉しい。当たり前のことだが、なんかほっとするのだ。(分かりますかね)
さて、家に帰ってからじっくり読み始めた当雑誌の内容なのだけれども、RVWのマニアを自認する僕から見ても、マニアック過ぎてまったく頭に入ってこなかった。残念…。
成長したら、また読み直したいと思う。