学校関係の「コロナ縛り」が少しずつ解けている。
今日は高校生によるフルート・アンサンブルをホールで聴いた。ここにおいても、感染対策は実質、エントランスでの手指消毒と検温だけとなった。
久しぶりに演奏者の「素顔」が見られて嬉しい。これまでは、透明のフェイス・シールド越しに演奏していて、音は飛んで行かないし、吹きづらいしで、本人たちも相当苦しかったことと思う。
というわけで、「通常の形」に戻って実施された今日のフルート・アンサンブルによる演奏会。私は、高水準な演奏の中に、解放的で余裕に満ちた音楽表現を聴くことができた。演奏者のみなさんに心から敬意と感謝の意を表したいと思う。
フルートの「本来の調べ」に対し、今日は予想以上に感動したので、家に帰ってきてからもフルート曲を聴いている。
モーツァルト:
フルート協奏曲集 ほか
シャロン・ベザリー(Fl.)
ユハ・カンガス指揮
オストロボスニア室内管弦楽団
(2005,BIS)
ムラマツのフルートを使用しているようだ。今日のフルート独奏の子も、ムラマツだったなあ。
シャロン・ベザリーの音色は、軽めで繊細なトーンだ(私の好みにはたいへん合っている)。フィンランドの室内オケも、透明で純粋なハーモニーを奏でていて、耳にとても心地よい。
我が室のDIATONEが、とても良い仕事をしてくれている。