メンデルスゾーン:

交響曲全集

 

クルト・マズア 指揮

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

 

(1971-1972,eurodisc)

 

 

本当は7月31日(土)から8月15日(日)まで16連休の予定であったが、今日(8月2日)はどうしても避けられぬ出勤があり、お待ちかね、明日からようやく長い連休に突入ということに相成った。

 

仕事は午後1時半ごろにはけ、帰りに、地区大会を突破した次男所属の吹奏楽部の「ホール練」を見に行き(聴きに行ったのではない)、なんだか無性に「美しい音楽」を聴きたくなり、そのまま地下鉄を乗り継ぎ、関内のディスクユニオンへ。

 

収穫は、表題のマズア&ゲヴァントハウスのメンデルスゾーン。これは、良かった。こんな良いモノを600円で売っていてはいけません。

 

旧東ドイツのドイツ・シャルプラッテン(VEB Deutsche Schallplatten Berlin)のエテルナ(Eterna)が原盤だと思われるが、入手したのは西ドイツのオイロディスク(eurodisc)盤で製造国はUSA。「BMG」のロゴが裏面の下の方に意外に大きく入っていた。…ややこしいったらありゃしない。

 

実は、レコードで同じ音源の「交響曲第5番《宗教改革》」を所有していた。「とてもきれいな音がするオケ」というのが第一印象だった。レコードだからかな…とも思っていたが、今日CDで聴いてみても印象は変わらず、いや、かえって美音が強調されたかのような特有の音色にうっとり。録音が良いということか、それともゲヴァントハウス管というのがこういう音なのか。他のレーベルのディスクでは、あまりこのように感じたことがないので、指揮者とオケと録音技師との相性(の良さ)なのかもしれない。1971年~1972年といえば、僕が生まれたころの録音だが、まったくそんなことを感じさせない。

 

交響曲第3番《スコットランド》は、第1楽章の淡白な序奏に一瞬拍子抜けしたが、音楽が進行する毎になんとも美しい音楽へ変化(へんげ)する。これは、やられました。すごくいいです。第4番《イタリア》も、冒頭がゆったりしていて快活さのない「イタリア」に思えて、実はそんなことはまったくなく、こちらも変化(へんげ)を楽しむ音楽にできている。なんといても、強奏しても最後まで美音を保っているのが嬉しい、というか新鮮。これを「素朴」と表現するのかもしれない。

 

他に、バーンスタイン&ウィーン・フィルの「モーツァルト/後期交響曲・宗教曲集(BOX)」と、マリナー&アカデミーの「チャイコフスキー/交響曲全集(BOX)」が今日の収穫だ。箱買いばかりである。その他、音楽書(古本)コーナーに「カラヤン全軌跡」というムックがあったので、買ってきた。これはすごいデータベースだ!

 

長い長い夏休み。これらについても、ぼちぼち書いていこうと思う。