僕は水谷豊のファンで、自宅にHiFiビデオデッキ(National マックロード)がやってきて以来(つまり1985年3月以来)、水谷さんの出演TV番組は欠かさずビデオに収録してきた。3倍モードなどでは絶対に録らず、テープもハイグレード(TDK HG等)を選択。考えれば、かなりのマニアックぶりである。
実は、5年と4か月前、引っ越ししてきたのを契機に多くの(S-)VHSテープをDVD化した過去がある。しかし、テープがあまりにも大量であったため、志半ばで事業が頓挫。デジタル化を果たした作品のカセットについても、すべて、現在のマンションに持ってきてしまった。結局は「デジタル化」が信頼できず、オリジナルテープを破棄する勇気がなかったのである。妻からの評価をさらに落とすことになったのは言うまでもない。
さて、夏休みに入ったばっかしの今日この頃、遂に意を決して「水谷豊デジタルアーカイブ」第2弾に挑むことにした。この2日間だけでもう9本の番組をPanasonicのブルーレイ・レコーダーに取り込んだ。幸いだったのは、5年前からまったく使っていなかったVTRデッキ、Panasonic NV-HXB55が問題なく動作してくれたことである。いつまで動いてくれるか知れない部分もあるが、まだ大丈夫そうな予感がする。
Panasonic NV-HXB55。2002年発売のVHS機。
当時の上司からのいただき物。
一度、ナショナルショップで修理しているが、
それ以来、健在。さすが松下電器。
しかしである。新たな悩みが頭をもたげてきた。テープの動画をDVD-RやBD-Rに焼いただけで、それが則ち「アーカイブ化」と成りうるか、ということだ。20年前に焼いたCD-Rは、何割かの確率で記録面が剥離したりして、正常に再生できていない。DVDやBDでも同じことが起きるのではないのか。だとすると、何に「保存」しておくのがもっとも確実な方法なのだろうか。
HDDが良いのか、SSDが良いのか…。
とはいえ、VHS機がお亡くなりになる前に、とりあえずデジタル化をしておかねばなるまい。うーん、難しい。そもそも、何のため、誰のためにアーカイブするのか。自分のため? そりゃそうだが、それはいつの自分? 老後の??
ますます頭が混乱する。今日はこのくらいにして寝てしまおう。
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