イメージ 1
リッチー・ブラックモアズ・レインボー/
銀嶺の覇者
Ritchie Blackmore's Rainbow/
Blackmore's Rainbow
(1975,Polydor)
 

 
聴き直してしまいたくなるのである。
 
昨年、リッチー・ブラックモアがいきなり“レインボー”を復活した。そのライヴDVDが発売されていて、PVもYouTubeに上がっている。
 
 
ここでのリッチー・ブラックモアは、より深化されたロックを奏でている。実にかっこいいのだが…。
 
もっとハードロック然としたドラマーとベーシストはいなかったのだろうか。DVDを買うのを、ちょっとためらっている(でもたぶん買うのだけれど)。
 
『銀嶺の覇者』(1975)を聴き直してしまう。すべてが野太い。ドラムはまだコージー・パウエルじゃないけど、楽器とか録音のコンセプト違いなんだろうか。いや、時代なのだろう。
 
イメージ 2
 
コージー加入後の『オン・ステージ』(1977)所収の《銀嶺の覇者》を聴くと、当時の凄さが(もっと)わかる。
 
2016年のリッチーのギターも聴きたいし、でも、リズム隊は聞きたくないし…。パイステの大口径シンバルやメタルの超深胴スネアなどというハードロックの武器は、もう遥か彼方の過去の遺物になってしまったのであろうか。
 
楽器の問題だけとは思えないが、このあたりはミュージシャンやファンの嗜好の問題になってくるから、難しい。実に難しい。
 
せめてスタジオ録音のアルバムなら、いろいろと作りこんで製作できると思うので、よかったのかもしれない。でも、売れるかどうかは…。
 
ノスタルジーなんだから、素直な心でDVDとCD買っちゃおうかな。悩むなあ。