
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(R.V.W.):
交響曲第5番ニ短調
交響曲第3番《田園》
サー・ロジャー・ノリントン 指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(1998,DECCA)
ヴォーン・ウィリアムズ没後40年を記念した交響曲全集の中の一枚。僕は全集は所有していなくて、もう一枚、第2番《ロンドン交響曲》を持っているのみだが、すばらしく癒されるシリーズなのである。
しかし、なんでこんなに毎日がたいへんなのだろう。音楽鑑賞のみでは、もはや癒すことのできない次元にまで心身が追い詰められている。それでも、こうして、毎日音楽に頼って「浸ってしまいたい病」の自分がいるのだけれどw
官民の差というのはどうしても埋めがたい。“天下り”のお役人さんに民間の理念を理解していただくのに、ほとほと疲れ果てている。
昨年の暮れに、面白いコント番組があった。「SICKS~みんながみんな、何かの病気~」(テレビ東京)という連作コントの中の一パートだ。

【公務員戦隊コンプラー】
病名:叩かれたくない病
症例:コンプライアンスを気にするあまり出動できなくなる。
「悪を蔓延らせたままでは、我が戦隊の沽券に関わる」と宣言する隊長に対し「悪と断定するのはコンプライアンス的にまずいと思います」などと反論する隊員たち。最終的には「行くとなにか問題あるから行くのやめよう」となるコント。業務上の過失による炎上や裁判で人生ごと一発アウトな風潮が生み出した病人。
症例:コンプライアンスを気にするあまり出動できなくなる。
「悪を蔓延らせたままでは、我が戦隊の沽券に関わる」と宣言する隊長に対し「悪と断定するのはコンプライアンス的にまずいと思います」などと反論する隊員たち。最終的には「行くとなにか問題あるから行くのやめよう」となるコント。業務上の過失による炎上や裁判で人生ごと一発アウトな風潮が生み出した病人。
この脚本を考えた人は、よく分っているんだと思う。大拍手を送りたいよ。