大晦日に買ったbeyerdynamic DT235がだんだん良い音になってきた。ずっとこれでCDを聴いている。オケばっかりじゃつまらないから、懐かしいのを引っ張り出してきた。明らかに年末の同窓会が尾を引いている。
 
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サザンオールスターズ:
《人気者で行こう》(1984)
 
 
ヨーロッパのオーディオ製品が西洋音楽を再生するのに最適なのは誰でも知っている。しかし、不思議なことに、日本人が演奏する西洋音楽(を目指すもの)を再生しても、舶来のオーディオ製品はすばらしいパフォーマンスを誇るのである。
 
とくに音の入り口と出口、すなわち、レコードならカートリッジ(針)とスピーカーまたはヘッドホンで顕著。これはもうどうしようもないのかなぁ……なんて思っている。オーディオ病という大病を患ったことのある(しかも長期に亘った)僕だからこそ。
 
じゃあ、日本のオーディオは何をプレイバックすればいいのか。答えは、尺八とか三味線とか和楽器ぐらいかな。Technics(パナソニック株式会社)さんが今年、いよいよリファレンスシリーズ等の受注を開始するそうであるが、お気の毒様、日本のオーディオ機器にはもうプレイバックすべき西洋音楽がないのであります。
 
さて、ヘッドホンの話題。ベイヤーはやっぱいいね!という話から派生して、昔のヘッドホンについて。
 
(年末の同窓会が更に尾を引き)時は遡って1987年。僕にとって二機目のヘッドホンはSONYのMDR-M66(8000円)という機種であった。スペックを備忘録的に記しておこう。
 
 
MDR-M66
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■価格 \8,000
■型式 オープンエアダイナミック型
■振動板 30㎜ドーム型
■インピーダンス 45Ω
■再生周波数帯域 10-25,000Hz
■許容入力 500mW
■感度 106dB/mW
■コード 3m LC-OFCリッツ線 ステレオ2ウェイプラグ
■重量 120g(コード含まず)
■発売 1987~88年頃
■販売終了 1990年頃
(『ヘッドフォン近代博物館~2000年までのヘッドフォン・データベース』より)
 
 
懐かしい。この前に使っていたヘッドホン(MDR-50T)よりフィット感が抜群に優れていた。いまも僕は、わりとオープンエアーの耳載せスタイルが好きなのだが、こうした取っ掛かりがあったからなのかもしれない。
 
定価も前機種から2000円上がって8000円! おお、お祖母ちゃんから臨時お小遣いでももらって、そんで勢い込んで買いに出かけたのかもしれない。買ったのは当時、渋谷・道玄坂にあった電気屋。制服で買いに行った記憶があるので学校帰りだったかもしれない。何ていうお店だったかはすっかり忘れてしまった。