祥は廊下を歩いていた。


友達を殺しかけて他の人には非難され、一人歩いている。

ここで歩いて誰か来るだろうか。 

自分の会いたい人は現れてくれるか

逢えたらどんな顔して自分を見る?




暗闇に光る瞳――


「あれ、誰だろ? もしかして…」


未央は目を凝らして向こうを見る。


「――…祥」


優真が呟いた。


「ざぁんねぇんでーした出雲はいねぇよ」


うざったらしい声、瀧川だ。未央は瀧川を睨んだ。


「……瀧川、」


瀧川の後ろから声がした。


「祥っ…!」


優真は目を大きく開き歩いてくる祥を見た。


「優真…」


その時、瀧川は日向から奪ったノコギリを構えていた。