僕は、週末婚である。
僕は都心に住んでいて、奥さんは、平日に実家の会社で働いているので、
100km離れた実家で暮らしているのだ。
なので、平日は、僕は独身のようで、
週末は、妻帯者のような感じ。
先週、いつもはおとなしく奥さんの言うことを聞いている僕だけど、
たまには、正面からガツン!とぶつかることも必要だと思い、
ぶつかってみた。
彼女は、お嬢様で育てられているため、
まったく、引くと言うことを知らない。
なので、僕が引かないと、永遠にぶつかったままだ。
そんなわけで、先週やりあったので、
今週末は、来ていなかった。
「もう離婚する!」くらいやりあっていたので、
離婚届が送られてきたらどうしよう・・・と、内心不安に思っていたりした。
離婚届が送られてきたら、僕としては、性格的に、ちゃんとサインしてハンコを押して送り返す。
どっかのジョージのように、うだうだはしない。
そう考えると、僕も結構意固地かもしれない。
その点、彼女も分かってきているので、あまり適当なことをしないと思っているが・・・
と、そんなことを思っていたら、
今日、家に帰ってみると
「居た」
寝てた。
僕は、自転車で冷えた手を、ベッドの中でウダウダしている彼女のほほに当てた。
なんとか、大事には至らなかった。
よかった。
結婚生活とは、本当に大変なものだ。
でも、それ以上にいいこともあるのだ。
先日、お見合い写真を撮りに来た男性に話した話を書こうと思う。
夫婦って言うのは、人生の中で最も長い時間を過ごすし、最も近い存在というか、
聖書によれば「結婚とは、一人と一人がひとつになる」と書いてあることからすると、
二人ではなく、ひとつってことだ。
早い話が、同じになっちゃうってこと。
それだけ、関係は近いというか、重いというか、違いがない、まさにひとつである。
そんな風になっちゃう夫婦だけど、やっぱり生きてきた時間が違うんだから、
おいそれと、同じになってもうまくいくはずはないのだ。
そう思うと、友人でいたほうがうまくいくとか、結婚しない方がうまくいくとか、
少し距離があった方がいいだとか、いろんなことを言われるけど、
僕は、結婚してみて、まだ短いけど、結婚生活を送ってみて。
そして、両親などの諸先輩方を見てみて感じたことがある。
やっぱり、夫婦はいいもんだ。
ガチで一つになる努力をして、何年何十年かかっても、
一つになるべきだと確信する。
なぜなら・・・
知人程度の関係の相手とは、大したトラブルもなければ、大していいこともおこらない。
波で言えば、おだやかなさざ波程度だ。
まったく、サーフィンは出来ないし、波であることする分からないレベル。
これが、友人になると、ちょっとしたトラブルが起こることもある。
でも、それ以上に楽しいこともある。
単なる知人とは、ひと味違う楽しさがあるだろう。
波で言えば、ちょっとざわめいている波だ。
サーフィンするには、まだ不満だが、乗れないことはない。
そして、恋人同士になれば、たまにはケンカをすることもある。
怒鳴りあったり、泣いたりすることもあるだろう。
もう、こんな悲しい思いをしたくないと思うこともあるだろう。
誰かを好きになるなんて、もう、止めたいと思うこともあるかもしれない。
でも、それ以上に素敵な時間を過ごすことが出来る。
素晴らしい思い出もたくさん出来るだろう。
波で言えば、ちょうどいい感じの湘南の波だ。
最後に、夫婦は・・・もう、言わなくても分かっていると思うが、
ハワイのビックウェーブだろう。
最高の波だが、危険も大きい。
人生を終わらせるか、最高の人生に導くか、中途半端な選択が許されないほどの
命がけの付き合いなんだ。
その波を、乗りこなすには、相当な努力と根性、鍛錬、忍耐、いろんな要素が必要だろう。
ただ単に、生きていればうまくいくものではないと思って、
命がけで、タッグを組んだり、お互いにぶつかり合うことが必要だ。
そして、その結果、最高の人生が待っているんだ。きっと。
僕の両親を見てみると、昔は、良く母親が「もう、離婚する」と良く言っていた。
オヤジは、昔は競艇大好き、家は借家のくせに、車は高級車、なのに無免許。
犬の餌は、人間の食べ物よりも高かった。
まあ、そんな男だから、呆れて当然だな。
でも、母は別れなかった。
理由は「あんた達が居るからよ」と、言っていたが、
本心は違う。本心は、愛していたからだ。それは、後によく分かった。
そして、子供達は全員独立して独り立ちしていった。
すると、どうだろう、あんなにどーしようもないオヤジは丸くなり、
たまにパチンコをやるが、もう、昔のように借金まるけでも賭け事をやりまくるようなことはなく、
あんなにえばって、怒鳴って、暴力ばかりふるっていた男も、今では母のしりに敷かれているのだ。
僕は、つくづく思う「離婚しなくて良かったな」と。
いろんなことがあったとしても、晩年になれば一人は厳しい。
やはり、一緒に連れ添う相手は、絶対にいた方がいい。
結婚とは、いいものだ。
お互いに違う人生を歩んできたもの同士。
うまく、解け合うことはできないかもしれないが、
長い年月を掛けて、解け合っていくことが必要だ。
奥さんは、今、風呂に入ってる。
その隙を狙って、この記事を書いているけど、
本当に、戻ってきてくれて良かった。