2009年11月6日日本公開作品

“あんた恥をかかせたね” 
老婆へのほんの小さな不親切から始まる 
史上最恐の3日間・・・

[text●y.risyu]

ズバリ、銀行のローンデスクで働くブロンドOLとジプシーふう老婆による壮絶なバトルを描いたホラーコメディ。老婆に呪いをかけられてからというもの、何度も髪をむしり取られるわ、空中でぐるぐるとぶん投げられるわ、のどちんこパンチ(!)は喰らうわ、常人じゃとっくに耐えられないような事態が連発。それに対して主人公のOLは決してくじけずに肘鉄やホチキス攻撃、スコップなんかで応戦し、しまいにはケラケラ笑いながら“あんたの負けだよ”と罵倒する。呪いの効力が強大になるにつれ、たくましく成長を遂げるOLの姿も見どころだ。

本作でメガホンを取るのは「スパイダーマン」シリーズで全世界にその名を轟かせた鬼才、サム・ライミ。物語の展開や登場人物のおバカ加減といい、彼の出世作となった「死霊のはらわた」シリーズの最新作といっても過言ではない。あまりの不条理っぷりに“なんで!?”とツッコミたくなるだろうが、それはタブーなので置いといて。どうすればブロンドOLのような状況にならずに済むのかを考えるべきで、つまりお年寄りには親切にしましょうというメッセージにたどり着くのである。

スペル
コレクターズ・エディション [DVD]/
アリソン・ローマン,
ジャスティン・ロング,
ローナ・レイヴァー

¥3,990
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医療現場での人間模様
自己犠牲と暗躍と、そしてミステリー
原作をいっきに読破したい

[text●h.mariko]

テレビで放映されて人気を博している「チームバチスタの栄光」シリーズ。白い巨塔がブームの火付けとなった医療ミステリーは、今も人気を落とさない。その原作、海堂尊の小説もあせて全編読んでみてはいかがだろうか。
※「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」フジテレビ系毎週火曜日夜10時

田口公平と白鳥圭輔のタッグも見ものだが、やはりストーリーの舞台骨を作っているのは医療と言う現場。人の命を扱う神聖な場所でありながら、死と隣り合わせた常に緊張を強いられる重たい場所でもある。そのなかでの人間模様、また自己を殺してまで仕事に従事する病院職員達の活躍(と暗躍?)に注目したい。

個人的には小説のリズミカルな物言いに共感を得ているので、ドラマや映画もいいけれど一度ぜひ、このベストセラー小説を手に取って頂きたい。バチスタ手術とは何なのか、仕事と医療との繋がり。バチスタ手術や医療現場という特殊さを除けば、これは人間観察をする推理小説である。ミステリー好き、ここに集え!

チーム・バチスタの栄光(上)
「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)/海堂 尊

¥500
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チーム・バチスタの栄光(下)
「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)/海堂 尊

¥500
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ナイチンゲールの沈黙(上)
(宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)/海堂 尊

¥500
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ナイチンゲールの沈黙(下)
(宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)/海堂 尊

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ジェネラル・ルージュの凱旋(上)
(宝島社文庫)/海堂 尊

¥500
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ジェネラル・ルージュの凱旋(下)
(宝島社文庫)/海堂 尊

¥500
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イノセント・ゲリラの祝祭 (上)
(宝島社文庫 C か 1-7)/海堂 尊

¥500
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イノセント・ゲリラの祝祭 (下)
(宝島社文庫 C か 1-8)/海堂 尊

¥500
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チーム・バチスタの栄光 [DVD]/竹内結子,阿部寛,吉川晃司

¥4,935
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チーム・バチスタの栄光 [DVD]/伊藤淳史,仲村トオル

¥23,940
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ジェネラル・ルージュの凱旋 [DVD]/竹内結子,阿部寛,堺雅人

¥4,935
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芯の通った太いリズム 
歌うように叫ぶように起伏するギター 
誰の琴線にも触れてしまうグッド・メロディ、脳裏に焼きつく歌声 
毒気や色気を圧倒的熱量で表現 

[text●i.akira]

m+r203(Ameba)-1212

DARLING DARLING。このバンドを知っている人はほとんどいないと思う。それもそのはず、このバンドはデビューもしていないし、まだ活動半年にも満たない都内で活動するバンドである。しかし、どうしても紹介したいので、この場を借りてオススメさせていただく。

DARLING DARLING (ダーリング・ダーリングと読む)は、中心人物でありボーカリストである木村隼人のソロ・プロジェクトとして始まった。数々のバンド遍歴を持つ彼は、常に本能に突き動かされる獣のように強さも弱さを吐き出しながら独自のロックを歌ってきた男である。そんな彼がよりナチュラルに、より純粋に音楽を表現できる場としてDARLING DARLINGを立ち上げたのが1年ほど前。そしてさまざまなバンドマンとセッションするようにライブ活動を行ない、そうして集ったメンバー4人とともに、2010年1月に改めてバンドとしてリスタートしている。

さて、肝心のサウンドだが、これがよい。芯の通った太いリズム、歌うように叫ぶように起伏するギター、誰の琴線にも触れてしまうだろうグッド・メロディ、どれをとっても一級品だ。ところどころに散りばめられた遊び心にもニヤリとさせられるし、独自の視点や美意識が貫かれた詩世界もおもしろい。しかしなにより耳を奪うのは木村隼人の歌声だ。とびきり甘い言葉を囁いたかと思えば途端に冷たくあしらったりと、あらゆる感情が揺れ動くその声は、歌い手として誰よりも誠実であろうとする彼の純粋すぎるほどの不純と矛盾を抱え、こちらの脳裏に焼きついて離れなくなる。

最近の音楽が失いつつある毒気や色気を圧倒的熱量で表現する彼らは、ロック・バンドが売れない時代と呼ばれる今、滅多にお目にかかれない頼もしい存在だ。

愛を安売りするような音楽を信用できないなら、ぜひ彼らの音を体感してほしい。

きっとあなたを満たすロックに出会えるはずだから。

5月9日に初のアルバム「THE BEST OF DARLING DARLING」がライブ会場でリリースされたが、公式HPのオンライン・ストアでも購入可能なので、手に入れてもらいたい。

DARLING DARLING
HAYATO KIMURA(vo./g.)
KENICHI YAMAGUTHI(g.)
TAKAYUKI KOKAJI(b.)
ERI UTSUMI(ds.)
MASAHIRO TOBINAI(key./g./pc.)

DARLING DARLING OFFICIAL WEB SITE→ http://darling-darling.com/ 

THE BEST OF DARLING DARLING
m+r203(Ameba)-1213
01. COUNT DOWN
02. DARLING
03. D.C.T.
04. MATERIAL GIRL
05. SUMMER DAYS
06. TURNING POINT
07. ISOLATION
08. DEAR MY FRIEND
09. ハイハイ
10. HOLIDAY






ワンラブジャマイカフェスティバル2010@代々木公園 2010.05.08-09レポート

心配するなよ。大丈夫。すべてOKだよ
ジャマイカが好き、レゲエが好き、レゲエダンスが好き
ボブ・マーリーが好きでたまらない2日間を満喫

[text●n.misaki]

よく晴れた5月9日(日)。ぽかぽか陽気に誘われて、友人とふらっと「ジャマイカフェスティバル2010」に訪れてみた。今年で6回目を迎える本イベントは5月8日・9日の両日開催され、ジャマイカ料理を中心にアジアやアフリカ料理を味わえるほか、公園内の野外ステージでライブやダンスパフォーマンスが行なわれていた。

まず会場に到着して驚いた。人!人!!人!!! 1、2回ほど代々木公園で行なわれているイベントに遊びに行っている私だが、こんなにも大勢の人がいるとは・・・。しかし周りを観察し、近年の傾向を考えれば納得。レゲエ音楽を愛する日本人の若者にとって、このイベントはタダでレゲエ音楽を楽しめる場所なのだ。

私が着いた時間、野外ステージで行われていたのは「ボブ・マーリー ソングデイ」。

ボブ・マーリーが亡くなって29年。
(1981年5月11日 脳腫瘍を患い米・フロリダ州の病院で死去。享年36歳)

「心配するなよ。大丈夫。すべてOKだよ」

永遠に引き継がれていくボブ・マーリーのメッセージを、公募で選ばれたボブ・マーリーを愛する13組が熱唱する名物イベントだ。もちろん優勝者にはジャマイカ行きの航空券がプレゼントされるというだけあり、出演者も自他ともに認める実力者ばかり。自然とステージ外から湧き上がる歓声と歌声。揺れる体。そう、出演者だけじゃなくここに集まった皆、ボブ・マーリーを敬愛しているのだ。

ボブの音楽に耳を傾けながら、人ごみをかきわけ次は会場内の出店を見て回ることに。やはり目を引くのは赤・緑・黄のラスタ・カラーを使ったアクセサリーなど。手づくりのものが多く、どれも精巧に作り上げられていた。飲食店のブースで多かったのは、ジャマイカ独特のスパイスで味付けされた「ジャマイカン・ジャークチキン」。あいにく時間も遅かったため私の胃袋には入りそうになく断念したが、訪れていた人ほとんどの手にはしっかりと大きな肉が握られていた。そんな私の胃袋と相談した結果、購入したのは「マンゴービール」。ビールの味のなかにマンゴーの甘さがじわじわときいてくる。予想外に美味しく、ビールが苦手という方にはおすすめ。

会場内の木々には「ワンラブ・アート・フラッグ」という旗が。自由参加のワークショップらしく、参加者それぞれが思いを込めたカラフルな旗が吊るされていた。なかには“安産”と書かれたものも・・・(笑)。しかしどれも作者の想いが伝わり、思わずにっこりしてしまう作品ばかりだった。

こうして3時間ほどイベントを堪能して感じたこと。ジャマイカは多くの異なる民族から構成されている。「Out of Many, One People(多くの部族からひとつの国民に)」という標語がジャマイカにはあるように、あたりまえのことだが国や言語、文化が違っても人と人が協力すればこのような大規模のイベントが作り上げられるのだ。しかしそのあたりまえのことが今の日本には足りないのかもしれないのかな、と考えさせられたりもした。ともあれ、ぜひ、つぎの機会には「ワンラブジャマイカフェスティバル」に訪れてみてほしい。そして、多くのジャマイカの人々と触れ合い、その精神・文化を感じてみてはどうだろう。

ONE LOVE
-ザ・ベリー・ベスト・オブ・ボブ・マーリィ
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ

¥2,548
Amazon.co.jp

いいときも落ち込んだときも
いつ、どのタイミングで聴いても
程よい距離感で
そっとそばにいてくれる

[text●u.junko]

この作品は1995年に発売されたアルバムだが、間違いなく名盤である。スピッツの何がすごいって、嗅覚や触角といった、感覚的な何かを聴くたびに必ず感じるところだ。

たまたま道を歩いているときに嗅いだ春の匂いだとか、冬の冷たい風だとか。見たことがあるのかないのかもわからない風景が、聴くたびに脳裏に浮んでくる。キラキラした光が見えたかと思えば、手の先まで霧に包まれたみたいに何も見えなくなる。心の奥底の、柔らかいところを触れられるようで、心地よくもありどこか怖くもある。ただ、そんな不思議な感覚に襲われても、夢見心地では終わらない。きれいな言葉をいい感じのメロディに乗せただけじゃなく、誰でも持っているような、人間のちょっとした意地汚さなんかも感じられる。だからこそスピッツの音楽は、いいときも落ち込んだときも、いつ、どのタイミングで聴いても、程よい距離感でそっとそばにいてくれる。そうして何度も手に取って聴くたびに頭は空っぽに、そして心は何だかじんわりほっこりするのだ。

OFFICIAL WEB SITE→ http://spitz.r-s.co.jp/index.html 

ハチミツ/スピッツ

(1)ハチミツ (2)涙がキラリ☆ (3)歩き出せ、クローバー (4)ルナルナ
(5)愛のことば (6)トンガリ'95 (7)あじさい通り
(8)ロビンソン (9)Y (10)グラスホッパー (11)君と暮らせたら
¥3,059
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