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Zippoの部屋

好きな本や、映画や、音楽や、料理、あんまり気負わずに、ボチボチと書きます^^

今の職場では

仕事をしないT氏が変人№1

それ以外は、普通の人達

私は、変人かもしれないけど

昨年まで、3年間勤務した支店

変人が多かった

観賞用男子のA

「モンド」と呼ばれていたBさん

「ハスキー」と呼ばれていたC女史

まず、「ハスキー」女史

会社の予算を司る経理の古参

年齢は、40代の後半ぐらい

一度も転勤したことがないらしい

名前の語源は、顔がハスキーに似ている

つまり般若顔である

赤いセルフレームのメガネを掛け

背は高めで、痩せている

とても嫌みな口調で

ネチネチといびる





わけじゃない


彼女は、ものすごく優しい

ただ、人見知りが激しく

直接、面と向かうと、話せなくなる

電話では、普通に話すけど

彼女がすごいのは

手製のマニュアル

新規採用や、転入者は、必ず、彼女を訪ねる

彼女へ挨拶を終えると、翌日、彼らのメアドにマニュアルが送信される

この内容が、すごい

ボリュームもあるが、何よりも

その人の能力に、合わせてカスタマイズされている

色々な種類があって

○字や絵が多く、細かく分冊されている版

○必要なことを、簡潔にA42枚程度に書かれた版

○マニュアルに、様式や連絡先のリンクがなされている版

○支店付近の飲み屋の連絡先や特徴などが書かれている版

とにかく、バリエーションは多彩だ

支店の社員は

彼女が、どんなマニュアルを贈ったかで

新採や転入者の人となりを判断していた

例えば、こんなことがあった

短大出の新規採用女子社員に

ハスキー女史は、社内のマニュアルと言うよりも、社外情報が多いマニュアルを渡した

その社外情報には、病院など連絡先も網羅されていた

彼女が、秘書室勤務だから、そんなマニュアルなのだと思っていた

しかし、その新採の彼女、すぐに、退職

理由は、出産である

病院のリストには、産婦人科もあったらしい

ある時は

名前を聞いたこともない大学から採用された男子社員に

分厚いマニュアルを贈った

マニュアルが厚すぎ、メール出来ず、CD-Rで手渡したらしい

このマニュアルの一部分を見たが

挨拶の仕方から書かれていた

耳が、ピアスで穴ボコだった彼

チャラい感じだから、なるほどと思っていた

しかし、この彼

マニュアルで理解出来ないことは

ハスキーとメール交換を続けつつ

三ヶ月で、ダントツの営業トップに上り詰め

しかも、3期連続達成

支店へ、いくつも提案を上げ

1年を経ず、本社に引き上げられて行った

そんな短期間しか居なかったにもかかわらず

取引先から、転属阻止の嘆願がよせられたほどだった

ハスキーは、彼の素質を見抜いていたのか

更には

健康オタク、病気知らずの支店長が転入した際

秘書課の社員に

脳ドックの受診が可能な病院の連絡先をメールしたらしい

ハスキーマニュアルを「支店の謎」と笑いながら、脳ドックを受診した新支店長

受診後、即、入院、手術

一歩間違えば「死」と言うことだったらしい

すごいっすよねぇ

ハスキーさん

正直、眉唾ものの噂もあると思います

×1で、二人の子持ち

歓送迎会を除き、ほとんど飲み会には参加しない

ただ、職場のボーリング大会には

マイボールと子供を連れて参加

ハスキーは、子供達と3人でプレーする

このレーン!

スコアが、全く別次元

200オーバーがアベレージってねぇ

ちなみに、子供達は、ハスキーではなく

チワワっぽいです

ところで

私は

マニュアルを頂けなかった支店唯一の社員

一度、なぜ、頂けないのかと聞いたら

微笑みで返事がなかった

その後、メールが来て

マニュアルをお渡ししても

読まれないと思うし

読んだとしても、その反対ばかりをされ

大きなトラブルになるような気がしたもので・・・・

お渡しすることを、ご遠慮いたしました

なるほどとは思いながらも

少し凹みましたしょぼん


Zippoの部屋

5年間連れ添った夫

彼は、バイセクシャルで

若い男性が好きだったって話

読み始めで

これははずれだなと思ったが

字は大きめで、本も薄いので

一応、読み続けることにした

先ほどの、夫

実は、10歳以上も年上の恋人が居て

ゲイではあるが、若い男性の恋人が居たわけでない

年上の恋人も

妻も、両方手にしておきたい夫の傲慢さ

何だ!こいつ!

そう、嫌悪しながらも

もしかしたら

俺は、この夫に近いのか

居心地のいい場所ばかりを探し

その末、自分の場所に満足出来ない

夫の気持ちが理解できるなんて

俺、破綻しているかも

やばい


Zippoの部屋

畿内の悪党として、楠木正成を描いている

悪党というものが

武士ではないことに驚き叫び

なるほど、期待を感じさせる導入部に感服グッド!

楠木正成の容姿は

外の登場人物と比べることで表現し

文章で表現していない

顔の形状や

肢体の大きさなどを

直接的な表現をしていない

性格も

兄弟等と比較し

思慮が深いことを表現している

主人公の容姿・肢体・性格を

読者の想像力にゆだね

躍動感を持たせるなど

すごいビックリマーク

その他の登場人物のキャラの立ても

ストーリーの作りも

上手い!!

どんな作品も

この作家なら間違いがない

と、いうほどに好きな作家では

決してない


しかし、テクニックはすごい

この時代の歴史に

私が、あまり詳しくないことも

物語にのめり込めている原因かも

悪党という特別な組織も目新しかった

とにかく、面白く読み進めたニコニコ

上巻では、千名での挙兵

思慮を重ね

慎重な上に大胆な派兵

ワクワクする



ただ、最後は、悲劇になる予感を含みながら

正成は、悪党であり

そして、商売人でもある

利で人を繋ごうとするところは

坂本竜馬のようだ

娯楽作品としては

十分、面白かったグッド!