畿内の悪党として、楠木正成を描いている
悪党というものが
武士ではないことに驚き![]()
なるほど、期待を感じさせる導入部に感服![]()
楠木正成の容姿は
外の登場人物と比べることで表現し
文章で表現していない
顔の形状や
肢体の大きさなどを
直接的な表現をしていない
性格も
兄弟等と比較し
思慮が深いことを表現している
主人公の容姿・肢体・性格を
読者の想像力にゆだね
躍動感を持たせるなど
すごい![]()
その他の登場人物のキャラの立ても
ストーリーの作りも
上手い![]()
どんな作品も
この作家なら間違いがない
と、いうほどに好きな作家では
決してない
しかし、テクニックはすごい
この時代の歴史に
私が、あまり詳しくないことも
物語にのめり込めている原因かも
悪党という特別な組織も目新しかった
とにかく、面白く読み進めた![]()
上巻では、千名での挙兵
思慮を重ね
慎重な上に大胆な派兵
ワクワクする
ただ、最後は、悲劇になる予感を含みながら
正成は、悪党であり
そして、商売人でもある
利で人を繋ごうとするところは
坂本竜馬のようだ
娯楽作品としては
十分、面白かった![]()
