6月7日は、日枝神社の山王祭 神幸祭ということで観に行ってきました
山王祭は有名なお祭りですが、これまで行ったことがありませんでした
曜日関係なく決められた日付で行なう祭で、ここ数年はコロナで中止・縮小開催だったので、観に行く機会がなかったんです
今年は6年ぶりの開催とのこと
日枝神社の山王祭は、江戸三大祭の筆頭に挙げられる東京を代表するお祭り
さらに京都の祇園祭・大阪の天神祭と共に、日本三大祭に数えられてもいるそうです
わたせせいぞう氏のイラスト
その神幸祭では神輿が渡御されますが、江戸時代は三代将軍の家光公が上覧したことに始まって、将軍の上覧が恒例になり、江戸城内の渡御がされてきたんです
都心を練り歩く神幸行列が見どころということで、行って来ました
いろいろな場所で観られますが、お昼の時間帯に皇居と東京駅の間(丸の内)、午後に日本橋で観覧しました
神幸行列の巡行は、かつての江戸城入城をならって、皇居坂下門の前にお神輿が並びます
そこから東京駅方面に広い道路を進みます
ここでは、東京駅のレトロな佇まいをバックに写真を撮りました
江戸時代と明治と現代が融合する不思議な光景です
神幸行列の主なものをご紹介します
列の先頭を行くのは、諫鼓鶏(かんこどり)
この謂れは次の通り
”古代中国の五帝の一人尭帝が宮廷の門外に太鼓を置き、政治に不満があれば 太鼓を打ち鳴らして欲しいと働きかけたが、善政により打つ人もなく、遂に太鼓は苔生し、上に鶏が止まっていたと いう逸話によるもので、天下泰平の象徴とされる。”(山王祭HPより引用)
なるほど徳川の世の天下泰平を意味するものなんですね
同じ読み方でも「閑古鳥が鳴く」のとは意味が違うようです
錦の御旗、そして「天下泰平」などの幟が続きます
神職が馬に乗って行進
御鳳輦が2基
次に宮神輿が三之宮として続きます
巫女さんの列
浴衣などにデザインされているのは二葉葵紋
日枝神社の社紋です
鮮やかに飾られた花山車
地元の小学生を中心に曳きます
そして今年初登場という象の山車
徳川吉宗の命で、江戸にやって来た象がモデルなんだそうです
その年の干支の山車
今年は辰(龍)です
「御幣をかつぐ猿」の山車
江戸時代末期の作とのこと
これで神幸行列は終わりです
夕方に日枝神社に戻るまで、巡行は続きました
暑い中をお疲れ様でした