3月18日は、浅草寺のご本尊、聖観世音菩薩が現れた日です。

飛鳥時代628年3月18日早朝に、今の隅田川で漁をしていた兄弟の網に観音像がひっかかったのが始まりでした。

それをお祀りしたことが浅草寺の起源です。

毎年この日には、本尊示現会(ほんぞんじげんえ)という法要が行われています。

その中の行事として、「金龍の舞」が3回行われ、本堂前で奉納されるということで、行ってみました。

浅草寺の縁起によると、観音さまが現れた後に、天から金の龍が舞い降りたと伝わっているそうです。

そのために、浅草寺の山号は「金龍山」なんですね。

1回目は11時30分からということで、11時に行きましたが、既に本堂前の場所はぐるりと大勢の観客が集まって場所取りをしていました。

外国人観光客も情報をきちんとチェックされていて、これを目当てに集まっていました。

11時30分前に、雷門からの参道を巡行して境内に入ってきた龍の登場です。




はじめに浅草寺の僧侶から説明があって、その後で奉演がされました。

 

 


今年は辰年なので、龍の舞を観るのは感慨深いものがありました。

 

動画もよろしければご覧ください。




隣の浅草神社に行ってみると、お神輿が出され、巫女による神楽が奉納されていました。

 

お神輿は、前日17日の夜に堂上げという儀式を行い、18日に堂下げがされて、ここに置かれているようです。

 

5月の三社祭で担がれるお神輿です。

江戸時代以前は、浅草寺も浅草神社も一体だったので、その起源に関わる縁日は一緒です。


帰りに隅田公園に行ってみると、大寒桜が数本だけですが満開でした。

スカイツリーをバックに外国人観光客の皆さん、写真撮影をされていました。