白金台にある松岡美術館に行ったついでに、港区立郷土歴史館(旧公衆衛生院)に立ち寄りました。
港区の歴史を学べる博物館ですが、実はその建物に見所があります。
昭和13(1938)年に建設された公衆衛生院だった建物なんです。
今も隣には、東京大学医科学研究所がありますが、そこと対になって建てられたそうです。
設計をしたのは、内田祥三(よしかず)で、東大の安田講堂も設計しました。
「内田ゴシック」と呼ばれるゴシック調の外観が特徴です。確かに安田講堂に似ています。
玄関を入ると、中央ホールが円形状に吹き抜けになっています。
照明がやわらかいんですよね。
中央ホールを上の階から見降ろすと、こんな感じ。
階段式の広い講堂がそのまま残されています。340席もあります。
アンティークな造作が歴史を物語ります。
郷土歴史館としての展示も、興味深いものがわかりやすく工夫して展示してあって、なかなか良かったですよ。
軽く流して観ても1時間以上かかりました。