6月3日、4日と東京都荒川区にある素盞雄(すさのお)神社の天王祭でした。
3日の午前までは、荒天で祭への影響が心配されましたが、3日午後からは晴れて、4日は終日いい天気に恵まれました。
そして今年は、三年に一度の「本祭」とのことで、本社神輿が氏子地域を巡行するんだとか。
このお祭は、神輿を左右に振りながら担ぐ「神輿振り」という独特の担ぎ方で知られています。
本社神輿の「神輿振り」を見ようと、4日17時からの宮入り道中を観に行ってきました。
まずは、素盞雄(すさのお)神社にお参りします。
境内は出店がたくさん出ていて、見物客でいっぱいです。
神社名のとおり、ご祭神は、素盞雄大神(すさのおのおおかみ)です。
他に飛鳥大神(あすかおおかみ)と木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)の二柱も祀られています。
神楽殿には、稲田姫の大きな人形が飾られていました。
稲田姫は、素盞雄大神の妻です。
3年に一度の本祭の時だけ、神楽殿に飾られるそうです。
夜の宮入に向けて、南千住駅から素盞雄(すさのお)神社に向かう小塚原通りは、通行止めになって、宮入道中が行われます。
17時近くになると、小塚原通りは神輿の担ぎ手と見物客でいっぱいになってきました。
いよいよ宮入道中の始まりです。まず天王祭の幟が先導します。
天狗面を被った猿田彦命が続きます。道案内をする神さまでしょうか。
「蘇民将来の子孫也」と書かれた幟です。
京都の祇園祭と同じですね。祇園祭の八坂神社も牛頭天王、つまりスサノオノミコトをご祭神とするからです。
ほどなく、天王太鼓の奉納がされます。
そしていよいよ御神輿がやってきました。
最初は、中くらいの大きさの本社中神輿です。
女性を中心に担いでいます。
続いて、大神輿です。男衆が担ぎます。
帰りに、重盛商店で人形焼をおみやげに買いました。
ここの人形焼は、他とは違って、すごく美味しいんです。香ばしくて、あんこがたっぷり。