東京国立博物館 平成館で開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」展。3月11日までなので、あと僅かです。
行った人の感想として、「予想外に良かった!」というのを良く聞きます。そんな口コミもあってか、たくさんの人が詰め掛けています。行ったのは、金曜の夜。21時まで開場している日ですが、最後までかなりの数の人で賑わっていました。
圧巻は、葛井寺の千手観音菩薩坐像。こんなの、今まで観たことがない!
大手・小手あわせて1041本の手があります。1000本以上の手がある像は、これ唯一だそうです。執念のようなパワーを感じます。それでいて、尊顔は穏やかで凛々しい。手のひらの間に僅かに隙間があります。しなやかな腕と手のひらが印象的です。

千手観音菩薩坐像の絵葉書セットが売られていました。

もうひとつの見所が、仁和寺の観音堂を再現し、安置されている仏像33体が展示されていることです。更に壁画も高精細画像で再現されています。観音堂は非公開なので、仁和寺に行っても見られませんから貴重です。
そしてうれしいことに、ここだけはカメラで撮影できます。



観て回ると、興奮してくる、素晴らしい展覧会です。