東京都現代美術館で開催中(2022/3/19~6/19)の「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」に行って来ました。
美術の展覧会とは、ちょっと違う企画ですが、こういう特撮というテーマを展覧会で取り上げるのが、東京都現代美術館ならではのものです。
ウルトラQやウルトラマンを見て育った世代なので、その頃の特撮映像には心躍るものがあります。
でも井上泰幸は、更にもうひと世代前です。
何と言っても生誕100年ですから。
井上泰幸の代表作で、本展で西鉄福岡駅周辺のミニチュアセットを再現されているのが「空の大怪獣ラドン」で1956年の作品です。
私が1961年生まれなので、生まれる5年前です。
そのため、懐かしい映像かと言われると、そうでもないというのが、正直なところです。
展示されているのは、井上泰幸が手掛けたスケッチ、絵コンテ、デザイン画、当時の記録写真などが中心です。
これらは歴史的な資料として価値が将来は更に高まると思われるものです。
このような展覧会を通じて世の中に認知され、歴史資料として保存されていくと、意味があると思います。
展覧会の最後に登場する「空の大怪獣ラドン」のミニチュアセットが圧巻です。