山種美術館で開催中(2026年5月16日~7月26日)の

川合玉堂―なつかしい日本の情景―」展を観に行ってきました

 

開館60周年記念特別展でもあります

 

 

山種美術館創立者の山﨑種二氏は、

川合玉堂との交遊も深く

玉堂作品を71点もコレクションして

いるそうです

 

川合玉堂は、円山・四条派の基礎の上に

狩野派の様式を取り入れ、

伝統的な山水画から近代的な風景画へと

日本画の新たな境地を拓いた画家です

 

東京の御岳山に玉堂美術館があって

昨年に訪問したことがあるので、

個人的にも馴染みがあります

 

写真撮影がOKだったのは、こちらのみ

≪紅白梅≫ 1919年 玉堂美術館

 

46歳の時の作品です

 

まだ蕾が多い、早春の梅の花

 

梅だけを描いているようで、

枝にとまっている小鳥を探すのも楽しい

 

 

あとは絵葉書からご紹介

 

≪石楠花≫ 1930年 山種美術館

遠景はモノトーンで淡く

手前の石楠花はカラーでくっきり

 

クネクネした石楠花の枝がリズミカルな一枚

 

 

≪山雨一過≫ 1943年 山種美術館

これはほとんど洋画

 

雨上がりの爽やかな風を感じます

 

風景画の中に、人や馬をさりげなく描いた

作品が多いようです

 

 

≪早乙女≫ 1945年 山種美術館

戦時中に描かれたのどかな農村の風景

 

高いところからの画角は

ドローンで観ているかのよう

 

曲がった田んぼ、畦道のボカシがポイント

 

 

最後の別室での展示は動物画がたくさん

≪猿≫ 1955-56年 山種美術館

80歳を超えた最晩年の作品

 

終の棲家だった御岳山で観た猿でしょうか

 

猿、枝、岩、山とそれぞれの描き方が絶妙