1月8日に泉涌寺の泉山七福神巡りをしました。
その際に朝一番で立ち寄ったのが、瀧尾神社です。
東福寺駅のすぐそばにあります。
今年の干支「辰」に関わるものがあるということで、人気のスポットになっています。
それは拝殿の天井にある龍の木彫り。
参拝した時は、拝殿に上がってこの龍を見るだけで、拝観料500円の有料になっていました。
年始早々はかなりの行列ができたと聞きましたが、この日はまったく並ばずすぐに観ることが出来ました。
全長8mもあるんだそう。
このように立体的な龍が空を飛んでいるかのように天井に作られているのは、初めて見ました。
なかなか精巧にできていますね。
髭なんかポキッと折れてしまいそう。
この龍、あまりにも精密に作られていたために、「夜になると龍が動き出して水を飲みに行く」という噂が立ったそうで、逃げ出さないように金網が敷かれていたことがあるんだとか。
江戸時代後期の彫物師 九山新太郎の作です。
祇園祭(後祭)の大船鉾を飾る龍頭も九山家が手掛けたとされています。
その縁があって、2016年に復活した大船鉾の龍頭は、瀧尾神社が寄進しているんです。
2023年の山鉾巡行時の大船鉾がこちら。この金色に輝く龍頭ですね。
瀧尾神社の境内には、大丸繁栄稲荷という摂社があります。
瀧尾神社は、大丸百貨店と深い関係がある神社なんですね。
大丸創業者の下村彦右衛門が、行商に行く途中に毎朝欠かさず瀧尾神社に参拝したことで、大丸の繁栄に繋がったとされています。
本殿や拝殿は、大丸の下村家の寄進で建てられたものです。