二条通りを散策した時の続きです。
頂妙寺を過ぎると、鴨川の二条大橋を渡ります。
善導寺という竜宮城のような門のお寺に寄ってさらに西に進むと、河原町二条の交差点に出ます。
ここを右折すると、「浄土宗 法雲寺」と刻まれた石柱があり、お寺の門に向かって石畳みがまっすぐ伸びています。
さらに菊野大明神の看板も立っていて、ここが次に目指す場所だと確認できました。
看板に大々的に書かれているように、良縁に加えて悪縁切りの祈願処です。
縁切りでは安井金比羅宮よりもパワーが強く、京都最強とも言われるスポットです。
門まで来ましたが、誰もいません。ちょっと入りにくい雰囲気が漂っています。
小さな案内が出ていて、それに従って社務所の受付口を開けて、参拝をしたい旨を伝えます。
悪縁切りの祈願の場合は、かわらけに縁を切りたい人の名前を書いて叩き割る段取りになるので、かわらけを含む1000円の参拝セットになります。
そこまでは必要なく、病気と退散したいという願いだけなので、護摩木代400円を購入しました。
さらに奥へと進むと、菊野大明神の赤いのぼり旗が奉納されている建物があります。
ここから先は写真撮影禁止です。
ろうそくと線香をお供えし、護摩木を納めました。
薄暗いこともあり、ちょっと緊張しました。
御神体は、深草少将が小野小町への百夜通いの時に腰掛けたと伝えられる御霊石だそうです。
すぐ隣に豊川大明神という小さな祠もあったので、こちらも併せて参拝しました。
火災除け・厄除け・災難除けの御利益になります。
帰り際に女性がひとり参拝に入ってこられました。どのように参拝されたかまでは、確認できませんでした。
時にはかわらけをハンマーで一心にたたき割る女性の姿に遭遇することもあると噂の菊野大明神でした。