鹿王院 | 京都ぶらり散策

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京都が好きで年に数回訪問します。歴史と文化を感じられるこの街が好きです。

鹿王院は、足利義満によって1379年、春屋妙葩を開山として建立されました。

嵐電の鹿王院駅のすぐ南側にあります。でも駅側には入口がなく、ぐるっと反対側に回らないといけないため、少しわかりにくいです。

こちらの総門は、創建時に近い南北朝時代の建立のまま残っている古いものです。「覚雄山」の扁額は、なんと義満の筆なんだとか。

境内に入ると、まっすぐに伸びる参道があって、雰囲気ががらっと変わります。石畳と苔の上にモミジがトンネルを作ります。紅葉の時期は、さぞかしきれいなんだろうと思わせます。

 

苔地が広がる穏やかな枯山水庭は、嵐山を借景にしています。

賑やかな嵐山の近くですが、ここはひっそりとして落ち着ける場所です。

こちらの建物は舎利殿。源実朝により宋から伝来した仏牙利舎が安置され祀られています。日本に着いた日といわれる10月15日だけ「舎利会」(しゃりえ)と定め、公開されるそうです。

本尊の釈迦如来及び十大弟子は、運慶作と伝えられています。