こんにちは

 

頑張らないで楽しむ!

 

ポンコツ整体師

の村上和男です。

 

もう一度

初心に戻って頑張ろうと・・・

 

 

もがき苦しんだ毎日は

僕がまいた、自信過剰と

ゆがんだ思考の種でした。

 

というお話をしましたね。

 

※まだの方はこちらをお読みください

 

世界観『第26話 あり地獄のように落ちていく』

 

僕はまた

がむしゃらに働いた。

 

少しずつであるが

信頼関係を取り戻すことができた。

 

そんなある日

異動の打診がありました。

 

今回、わけあって

営業が3名も変わることだった。

 

そこで聞いたのが

 

売上をあげ雰囲気を変える

営業マンが必要と言われました。

 

「これは僕しかいない」

 

と思いすぐに受け入れました。

 

 

出社した朝

 

事務所に入ると

重たい空気に威圧感の目

 

僕はその時思った。

 

「僕がこの雰囲気を変えてやろう」と

 

引き継ぎをしているうちに

違和感を感じていた。

 

前任者の不正な売上だった。

 

僕は上司に相談した

 

話を聞いて激怒していたが

最後に・・・

 

あ、それ!

 

「お前上手く処理してくれと」

 

 

僕は感じた!

知っているのに、知らないふりか?と・・・

 

そこから僕への風あたりが強くなった。

 

事あるごと

「連続目標達成者、今月も達成だな」

 

こバカにした、威圧感のある言い方であった。

 

 

僕は負けずと働いたが

売上を回復させるのに時間がかかるのは

経験していたからだ

 

目標が達成できないと

個別に呼ばれ

 

「〇ね、○ズ、○ケ、できないのなら〇めれ」と

3時間近くも叱りをうけた。

 

この状況はとてもつらかった

僕は意気込んで現状を変えようと

 

思ったが

仲間が誰一人もいなかった。

 

みんな、ターゲットにならないよう

陰に隠れていたからだ

 

 

 

僕は上司に

毎日のようにパワハラを受け

 

頭痛、胃痛、嘔吐、睡眠障害、自律神経失調症、など

体と心に症状がでるようになってしまった。

 

 

でも頑張ればなんとかなる

僕には守らなくてはいけない

家族があった。

 

そう思いながら

頑張ったが・・・

 

見かねて妻が言った。

 

「大丈夫?

大丈夫ではないよね?

 

もう、一人で悩まなくてもいいよ」

 

僕は今まであった事を話した。

 

妻は優しく

 

「辞めてもいいよ

どうにかやっていけると思うから

ゆっくり休んだらいいよ

大丈夫だから」

 

妻の温かい言葉で

僕は救われた。

 

一人部屋の隅で

涙を流しながら

 

僕の不甲斐なさと

妻の温かい愛情で

 

心に響き、胸が熱くなりました。

 

逃げ出すのは簡単にはいかない

もう少し頑張ってみようと思った。

 

 

 

ここまでお読みいただき

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:世界観『第28話 逃げるのも怖かった』