簿記の学習と実務 第14回 | mr-moのブログ

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今回は、「簿記の学習と実務 第12回」で勘定に記帳した内容を「仕訳」で掲載します。

ちなみに、前回の「勘定科目一覧表」から「勘定科目」を選択しています。

会計システムでは、

「日付」、「摘要欄」(摘要パターンを会計システムに登録しておき呼び出すこともできる)を直接入力します。「摘要」とは、その仕訳の取引内容を記載する欄です。また、借方、貸方の勘定科目は、「勘定科目コード」を直接入力するか勘定科目リストを呼び出してそこから選択します。

最後に「金額」を入力します。金額は。借方、貸方の勘定科目の横の金額欄に入力します。

入力が完了すると借方・貸方がバランスしているかのチェックが入り、バランスしていれば、その仕訳そのものを「登録」します。

登録された仕訳は、後に、上司が内容を確認し、「承認」ボタンを押します。

「会計システム」では、その仕訳を上司承認後「転記」という作業をするのですが、転記前であれば、上司が承認を取り消して、担当者が修正することができます。

また、「転記」の後に修正の必要が生じたときは、「反対仕訳」という、対象となる仕訳の借方、貸方を逆にした仕訳を入力して、一旦なかったことにして、正しい仕訳を入力することになります。この「反対仕訳」は、修正対象の「仕訳No.」(会計システムで採番した番号)を選択して、「反対仕訳」を選択すると、「反対仕訳」が起こせます。その反対仕訳にも、当然、上司の承認が必要となります。

以上のように、「会計システム」の普及により、簿記は、手作業による仕訳の記帳、そして転記という作業が、指示ボタンを押すだけでできるようになりました。また、仕訳自体バランスしているかのチェック機能があるので、すべての仕訳合計がバランスしていない、また、転記による書き写し間違いもなくなり勘定全体の合計額がバランスしていないという現象もなくなりました。よって、バランスしていないので、決算ができないということがなくなりました。

手書きの簿記を経験していない人には、このバランスを維持することがどんなに大変な作業であるかを理解することは不可能かもしれません。決算前にバランスしていないことが発見されると、経理課では、徹夜覚悟で、そのバランスしていない原因を突き止めなければなりませんでした。

今でも、検定試験では、仕訳、勘定への転記とその集計はすべて手作業ですが、検定試験で扱う仕訳の量が圧倒的に少ないため、簿記上バランスしないという事象が生じたときの苦労は理解できないと思います。実によい時代になりました。

 

 

それでは、散歩写真です。京都です。

おなじみ清水寺

 

平安神宮

平安神宮裏の庭園(平安神宮に庭園があったなんて知りませんでした)