テレビでは連日焼肉えびすのユッケ問題が報道されています。
それはそうでしょう。大切な命が失われているのですから。
私も焼肉店をやる身として、あらためて飲食業の責任について考えたいと思います。
まず、この問題は誰が悪いのでしょうか?と言う議論をいったんやめて、何が一番問題だったのかという、問題の本質を捉える必要があります。
普通に考えて、お店で出されているものを危ないと思うことは専門家で無い限りはなかなか判断がつきません。お店としても肉屋から売られてくる肉がまさか危ないと思えないと。
危機管理とはまさにこのことで、
「なわけがない」
とどのように向き合っていくかだと思います。
絶対に安全をとる場合、リスク管理が必要です。リスクをとることは、お店としてはコストを支払うことになります。衛生管理にたくさんのアルコールや洗剤を使用するとか、徹底的に教育コストをかける、監査室を設けて、毎日厨房チェックが入るなど、あげればきりがありません。
お客様のリスク管理は、生ものは注文しないことです。そして、まちがっても安い肉に良いものはないので、子供に食べさせない。子供は耐性が無いのですぐにおなかを壊します。
お肉屋さんはしっかりと管理すべきでしょう。肉を卸す以上、しっかりと品質管理に力を入れるべきです。
ユーザーが安いものを求める、それに答えていくということから様々なコストカットが行われ提供されてきたのでしょう。企業努力もさながら、安全性の大切さをあらためて気づかされたお店も多いのでは無いでしょうか?
今年は地震のこともあり、命が失われて気がつくことが多いと感じています。失われずとも、気がつくべきでしょう。
ユッケに関しては、安物買いの銭失いどころか、安物買いの命失い。こんなことは許されて良いわけがありません。
世の中はそれぞれの責任で成り立っていますが、今回の事件をみると擦り付け合うことが普通になっていますね。これはなぜ起こるのでしょうか?
それは、経営者に目的がないからではないでしょうか?もしくは、お金を稼ぐことが目的になっている。
お金は手段であって、目的ではない。と、いうことがそもそも抜け落ちているのではないでしょうか?
今年は、経営者として考えさせられる年です。
今こそあらためて会社経営とは一体何なのかを突き詰めて考えていかなければならないと思います。
皆さん、ユッケは美味しいです!!!!
安全なユッケは存在します!!!安心できるお店で、美味しいユッケを食べましょう!!!!!!
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