A Flood of Music -638ページ目

2人のストーリー / YUKI & 雨にうたえば / monobright

シングルCDを2つレビューしますひらめき電球
どちらもラブソングですが方向性は逆です



まずは本日発売のYUKIの新シングル
『2人のストーリー』

ジャケ表の男装YUKIイケメンだなぁにひひ
でもジャケ裏とCD下には可愛いYUKIがドキドキ


表題曲の『2人のストーリー』は
ツアーでも披露されていた楽曲で
僕はROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010で聴きました耳
その時はビッグ・バンドアレンジだったので
CDのアレンジが却って新鮮

フェスで聴いた時から名曲の予感はしていましたが
やっぱり名曲ですねこれラブラブ

まず歌詞が凄くいいです
"ローソン"や"中央線"などの固有名詞と
"銭湯"や"古着のスカート"などの生活感のあるワード
それらのお陰で凄く身近な内容に感じられて
歌詞中の2人のストーリーを自分と重ねやすいですねニコニコ
"思い通り"という言葉の使い方も巧いと思いました

メロディも綺麗で温かみと切なさがありますね
こういうBメロからサビが繋がっているというか
自然にシフトしていくのはツボですね音譜
作曲者は飛内将大さんです


c/wの『あの娘になりたい』は
どことなく相対性理論の楽曲っぽいなと思いましたグッド!
メロディはそうでもないけど
曲の雰囲気とか歌詞はそれっぽい気がしましたね~
ドキっとする内容ですがいい曲です(°∀°)b


もう一曲は『朝が来る ~Tune in to a new world ver.~』
『うれしくって抱き合うよ(アルバム)』の1曲目の別ver.です





続いてレビューするのは先週発売の
monobrightの新シングル『雨にうたえば』

初回限定盤を買ったのでボートラ入りの全4曲
表題曲の『雨にうたえば』は3曲目と
アルバム的な構成なのかな?


1曲目(ボートラ)は
Yellow Magic Orchestraの名曲『RYDEEN』のカバー
原曲はテクノとして有名ですが
monobrightによるロックアレンジになっています

原曲は現在YMOが出演するポッキーのCMで流れていますねチョキ
脱線しますが椎名林檎をキスミントのCMに起用したり
グリコさんのセンスは最高だと思いますグッド!


2曲目は『KISS』
ボコーダーで加工された桃野さんのボーカルが特徴的で
今までのmonobrightとは明らかに違う一曲
でも敢えて過去の曲にたとえるなら『すたらい』に近いかも目
キラキラしたギターも心地よく爽やかで切ない曲
表題曲に負けないぐらいのいい曲です合格


そして3曲目がタイトルにもなっている『雨にうたえば』
既にフェスやライブで聴いていて
「CD発売したら絶対買おうビックリマーク」と思っていたぐらいツボな曲
この曲もまた今までのmonobrightにはなかったタイプ
凄く切ないナンバー

先にレビューしたYUKIの『2人のストーリー』が継続中の恋なら
この『雨にうたえば』は終わってしまった恋の歌ですハートブレイク

この曲の肝は歌詞のないサビだと思います
叫び声というか哀愁と悲哀に満ちた「Oh」だけなのです
(歌詞カード上では「   」という表記でした)
ここの桃野さんのボーカルの伸びが堪らなく美しい

スピッツの『水色の街』や
BUMP OF CHICKENの『supernova』なんかもそうですが
サビに歌詞がない曲をシングル曲として出すのは
チャレンジングだなと思いますグッド!
ボーカルがいるバンドに限った話ですけどね
でも3曲ともそれが効果的で名曲だから凄い
(サビの定義が違っていたらごめんなさい)

話を『雨にうたえば』に戻して

静かに小雨が降っているような曲の雰囲気に
桃野さんの優しいボーカルがマッチしている序盤から
サビの「Oh」で一気に楽曲が弾けてバンド隊が活発になり
急に土砂降りになったような気がして
サビ後の切ないコード進行の部分では
風まで出てきてより荒れてきた感じがして
歌パートの最後にはまた新しいメロが出てきて
サビの「Oh」とは違った嘆きの「Ah...」とともに
後ろで鳴ってるシンセ?の音が凍てつくような音なので
ここで雪になっていってるような気がしましたね

PVを見れば↑で言っていることもわかりやすいと思います目
…というのもこの曲のPVがまたいいんです
映像作品として完成度が高く美しいので
一見の価値ありですよひらめき電球


4曲目の『黒』は短めの弾き語りの楽曲で
パンするボーカルが特徴的な暗い曲
しかしどうやら次のアルバムに
この『黒』と対をなす
『白』という長めの曲が収録されるみたいで
この楽曲はその布石みたいですかお




以上です~
なんだかかなり臭いレビューをしたような気がしますが
それぐらい『2人のストーリー』も『雨にうたえば』も
凄くツボな曲でしたラブラブ
それに音楽レビューが本職の人やAmazonのレビューを見るに
もっと多彩な表現と知識で解説しておられる方もいらっしゃるので
僕のレビューなんて可愛いもんですよね(笑)

YUKIは相変わらず素晴らしい楽曲を提供してくれるし
monobrightは変化を恐れないバンドだということもわかったので
2組ともますます目が離せませんです目