爆走ミニバン ~Highway Star~ / BUBBLE-B feat. Enjo-G
BUBBLE-B feat. Enjo-Gの新曲『爆走ミニバン ~Highway Star~』のレビュー・感想です。bandcampにおけるリリースは先月ですしブログの更新予定にも書いていなかった作品ですが、つい先日iTunesでもリリースされたので遅まきながらレビューを投稿します。
BUBBLE-Bのブログにも書いてありますが、この名義のシングルは『Yo! Sexy girl』(2013)以来なので久々ですね。アーティスト紹介は過去に行っているので気になる方は当該記事を参照してください。というわけで早速レビューに入ります。
01. 爆走ミニバン ~Highway Star~
車型こそ違えど「走りのセダン -Driving Pleasure-」(2009)の続編といった趣ですね。笑 MVも2017年とは思えない安定のクオリティ(誉め言葉)。YouTubeコメント欄の「画質が上がっただけじゃねーかwwwwwwwwwwww」ってツッコミが言い得て妙です。
BUBBLE-B曰くこの曲は「ハイパーテクノ」。個々人によって指す範囲が曖昧な言葉(ジャンル)だとは思いますが、この時代を感じさせるようなラグジュアリーさは確かにハイパーテクノですね。時代に流されないチョイスが流石。
歌詞はお馴染みの名称列挙系ですが相変わらずEnjo-Gの歌い方が面白い。特に最初のペットネーム連呼パート、まさか"NOAH"が"ぬ゙ぁ゙ぁ゙あ゙"になるとは。笑 コーラスの正しい発音の"ノア"との落差で余計に笑えます。
しかし音楽としても映像としてもいちばん面白いのは、中盤の"ETCカードが挿入されていません"のところでしょうね。笑 今後この言葉を耳にする度に脳内にEnjo-Gの姿が浮かんでニヤけてしまいそうなので運転の際は注意したいと思います。
セダン以外はあまり好きじゃないしそもそも車に詳しくないので、サビの歌詞はいくつか意味がわからないところがありました。"CVTなら燃費は10km/L タイヤはトランパス"とか"ギャルソンパーツでVIP"とかね。しかしこの曲をネタに解説を載せているページがあったので助かりました。
02. 爆走ミニバン ~ミッドナイト・ドライブ・バラード~
c/wは吉田純也による超絶セクシーなカバー。カバーといっても単にボーカルが違うだけではなくアレンジもこの上なくお洒落になっているので、まさに「ミッドナイト・ドライブ・バラード」という副題がぴったりです。
もう"バン"の歌い方が格好良すぎるし、最後の"Highway Star"もあざとさすら感じるほどの美声で、これは男でも惚れ惚れしてしまうこと請け合いでしょう。笑 必要最小限の音しかないストイックなアレンジもボーカルをより一層際立たせています。
カー用品店名連呼のところも痺れますね。こんなに素敵な"AUTOBACS"を聴いたのは人生で初めてです。いや、おそらく誰しもがそうでしょう。笑 "タイヤ館"の[n]の発音の明瞭さにも芸術が宿っていると思います。
Enjo-G名義の作品にも「Enjo-Gのハードボイルド☆☆☆」(2010)というセクシーお洒落路線のトラックがあり、それも十分に格好良いと思うし大好きなのですが、元が汚声と美声ではこうも違うかと思いました。笑 勿論双方に違った良さがあるので優劣を付けたわけではありませんよ。
03.は「爆走ミニバン ~Highway Star~」の(Instrumental)です。
以上、インスト除いて全2曲でした。同じ曲とはいえそれぞれの趣は全く異なるので、聴き比べが楽しい作品として綺麗にまとまっていますね。Enjo-Gによる「美声と汚声のエクスタシー」という表現にも納得。
ただ、再度書きますが01.「爆走ミニバン ~Highway Star~」は「走りのセダン -Driving Pleasure-」の続編…というかセルフパロディだと思うので、どうしても両曲は比較される運命にあるでしょう。
どちらが好みかという点では、個人的には「走りのセダン」に軍配を上げたいです。「爆走ミニバン」も良いとは思いますが、「走りのセダン」ほどの中毒性は感じませんでした。聴き込むうちに評価が変わる可能性はありますが、今のところはね。
【追記 2017.06.18】
「追記」というほど間が空いたわけではないのですが(せいぜい6時間ぐらい)、早速「評価が変わる可能性」が出てきたので書こうと思います。笑 この文言を一応書いておいたことに意味が出来てよかった。
というのも実はこのレビューを書き上げた段階では、PCに入れているiTunesから購入したということとMVが面白いからという二つの理由で、まだイヤホンで聴いていなかったんですよね。つまりPCからそのまま鳴っているサウンドで書いてしまったということです。
この手法は僕にとってはイレギュラーなので、その後普段のプレイヤー(NW-F887)に入れてイヤホンで聴いたところ、トラックの細かい作り込みがわかって結構な中毒性を誇っているなという評価に変わりました。笑
特筆したいのはカウベル?…よりは渇いた音だと思いますが、時たま左chでカンカン鳴っている音が織り成すビートです。木魚によるトランス状態っぽさが醸されていてツボ。サビバックのピコピコ音も思ったより細かくて小刻みに体を揺さぶってきますね。
【追記ここまで】
あ、先に書いた「セダン以外はあまり好きじゃない」という僕の車の嗜好は、曲の評価とは関係ありませんよ。笑 しかし「爆走ミニバン」というタイトルにはミニバン乗りへの偏見を感じさせなくもないので、セダンに対し全く贔屓目がないのかと言われると自信がありませんが…
とはいえ基本的にはミニバン愛にあふれた楽曲だと思うので、ミニバンの魅力を知るには良い曲(&映像)かもしれませんね。ハイパーテクノというジャンルを選んだのもある意味納得というか、「っぽい」感じをおさえているなという印象です。
BUBBLE-Bのブログにも書いてありますが、この名義のシングルは『Yo! Sexy girl』(2013)以来なので久々ですね。アーティスト紹介は過去に行っているので気になる方は当該記事を参照してください。というわけで早速レビューに入ります。
01. 爆走ミニバン ~Highway Star~
車型こそ違えど「走りのセダン -Driving Pleasure-」(2009)の続編といった趣ですね。笑 MVも2017年とは思えない安定のクオリティ(誉め言葉)。YouTubeコメント欄の「画質が上がっただけじゃねーかwwwwwwwwwwww」ってツッコミが言い得て妙です。
BUBBLE-B曰くこの曲は「ハイパーテクノ」。個々人によって指す範囲が曖昧な言葉(ジャンル)だとは思いますが、この時代を感じさせるようなラグジュアリーさは確かにハイパーテクノですね。時代に流されないチョイスが流石。
歌詞はお馴染みの名称列挙系ですが相変わらずEnjo-Gの歌い方が面白い。特に最初のペットネーム連呼パート、まさか"NOAH"が"ぬ゙ぁ゙ぁ゙あ゙"になるとは。笑 コーラスの正しい発音の"ノア"との落差で余計に笑えます。
しかし音楽としても映像としてもいちばん面白いのは、中盤の"ETCカードが挿入されていません"のところでしょうね。笑 今後この言葉を耳にする度に脳内にEnjo-Gの姿が浮かんでニヤけてしまいそうなので運転の際は注意したいと思います。
セダン以外はあまり好きじゃないしそもそも車に詳しくないので、サビの歌詞はいくつか意味がわからないところがありました。"CVTなら燃費は10km/L タイヤはトランパス"とか"ギャルソンパーツでVIP"とかね。しかしこの曲をネタに解説を載せているページがあったので助かりました。
02. 爆走ミニバン ~ミッドナイト・ドライブ・バラード~
c/wは吉田純也による超絶セクシーなカバー。カバーといっても単にボーカルが違うだけではなくアレンジもこの上なくお洒落になっているので、まさに「ミッドナイト・ドライブ・バラード」という副題がぴったりです。
もう"バン"の歌い方が格好良すぎるし、最後の"Highway Star"もあざとさすら感じるほどの美声で、これは男でも惚れ惚れしてしまうこと請け合いでしょう。笑 必要最小限の音しかないストイックなアレンジもボーカルをより一層際立たせています。
カー用品店名連呼のところも痺れますね。こんなに素敵な"AUTOBACS"を聴いたのは人生で初めてです。いや、おそらく誰しもがそうでしょう。笑 "タイヤ館"の[n]の発音の明瞭さにも芸術が宿っていると思います。
Enjo-G名義の作品にも「Enjo-Gのハードボイルド☆☆☆」(2010)というセクシーお洒落路線のトラックがあり、それも十分に格好良いと思うし大好きなのですが、元が汚声と美声ではこうも違うかと思いました。笑 勿論双方に違った良さがあるので優劣を付けたわけではありませんよ。
03.は「爆走ミニバン ~Highway Star~」の(Instrumental)です。
以上、インスト除いて全2曲でした。同じ曲とはいえそれぞれの趣は全く異なるので、聴き比べが楽しい作品として綺麗にまとまっていますね。Enjo-Gによる「美声と汚声のエクスタシー」という表現にも納得。
ただ、再度書きますが01.「爆走ミニバン ~Highway Star~」は「走りのセダン -Driving Pleasure-」の続編…というかセルフパロディだと思うので、どうしても両曲は比較される運命にあるでしょう。
どちらが好みかという点では、個人的には「走りのセダン」に軍配を上げたいです。「爆走ミニバン」も良いとは思いますが、「走りのセダン」ほどの中毒性は感じませんでした。聴き込むうちに評価が変わる可能性はありますが、今のところはね。
【追記 2017.06.18】
「追記」というほど間が空いたわけではないのですが(せいぜい6時間ぐらい)、早速「評価が変わる可能性」が出てきたので書こうと思います。笑 この文言を一応書いておいたことに意味が出来てよかった。
というのも実はこのレビューを書き上げた段階では、PCに入れているiTunesから購入したということとMVが面白いからという二つの理由で、まだイヤホンで聴いていなかったんですよね。つまりPCからそのまま鳴っているサウンドで書いてしまったということです。
この手法は僕にとってはイレギュラーなので、その後普段のプレイヤー(NW-F887)に入れてイヤホンで聴いたところ、トラックの細かい作り込みがわかって結構な中毒性を誇っているなという評価に変わりました。笑
特筆したいのはカウベル?…よりは渇いた音だと思いますが、時たま左chでカンカン鳴っている音が織り成すビートです。木魚によるトランス状態っぽさが醸されていてツボ。サビバックのピコピコ音も思ったより細かくて小刻みに体を揺さぶってきますね。
【追記ここまで】
あ、先に書いた「セダン以外はあまり好きじゃない」という僕の車の嗜好は、曲の評価とは関係ありませんよ。笑 しかし「爆走ミニバン」というタイトルにはミニバン乗りへの偏見を感じさせなくもないので、セダンに対し全く贔屓目がないのかと言われると自信がありませんが…
とはいえ基本的にはミニバン愛にあふれた楽曲だと思うので、ミニバンの魅力を知るには良い曲(&映像)かもしれませんね。ハイパーテクノというジャンルを選んだのもある意味納得というか、「っぽい」感じをおさえているなという印象です。