絶体絶命 / RADWIMPS
RADWIMPSの6thアルバム『絶体絶命』が本日発売です
怖い言葉を冠した今作は、一体どんな世界観になっているのか…
1曲ずつレビューしたいと思います!
結構思いつくままに書いちゃいましたので、悪しからず
01. DADA(dadadada Ver.)
シングルの時にレビューしたので、詳しくはそちらで
ちょっとイントロが長くなったver.かな?アルバムの幕開けに相応しくね
詳しく聴き比べていないので、他にも変更箇所があるかもです
02. 透明人間18号
曲の雰囲気は明るく爽やかで、これぞバンドって感じのサウンド
しかし洋次郎のメロディーメーカーの才能は如何なく発揮されていて
1・2番は、A→B→サビっていう典型通りだけど
その後のC・Dメロで曲の雰囲気が変わって終わるのが彼らしい
たぶん、歌詞のストーリー性を反映させた曲展開なのだと思います
色をテーマにした歌ですが、受動→能動って流れもありますね
前半は、周りに流され白黒どっちつかずの姿勢だけど
後半では、能動的な歌詞になりますもんね
C・Dメロの能動的な歌詞も素敵ですが、2番の歌詞も好きです
"虹の色"の行…確かに全部の色を混ぜると、黒っぽい色になりますよね
"色々"のダブルミーニングも上手いと思いました
あとはベースラインが気持ちよくて、つい耳で追ってしまう
03. 君と羊と青
2011年NHKサッカー放送のテーマソング
このアルバムではいちばん短く、2:42のトラック
短いだけあって歌のスピードも早く
畳み掛ける歌詞+力強い演奏で、勢いのある楽曲です
1曲通してこの勢いでも良かったんですが
君の言葉のパートだけ、美麗なメロになるのがいいですね
羊は雲で、青は空かな?
あとから気づいたんですが、群青って漢字をバラしたんですかね?
04. だいだらぼっち
ここでゆったりとした曲が登場
1番は弾き語り的、2番以降バンドの色が付いていく展開で
優しいメロディに柔らかい演奏で、語りかける感じ
ひとりぼっちについて、突き詰めて考えられた歌です
テーマは寂しいですが、前向きな結論で落ち着いてます
05. 学芸会
発売前、タイトルでいちばん気になっていた曲w
文字情報の多さで、歌詞カード見ただけでワクワクしてしまった
学芸会を舞台に、主役と脇役をテーマにした歌
"少年D"という脇役を与えられた僕が一波乱起こす内容
サウンドは妖しいロックというか
最初聴いた時9mmっぽいと思ってしまったwEMI繋がりで
最後のコード移行したサビが格好良い!
その前のエフェクト処理されたボーカルのパートと
ギターだけになった静のパートからの流れで、より格好良い
怒られて → 沈んだけど → (明るく)再反発 って感じがしてw
だからこそのオチが最後に
この曲続けようと思えば卒業式まで出来るよねw
06. 狭心症
シングルの時にレビューしたので、詳しくはそちらで
でもシングルの時は、c/wの 寿限夢 がツボにはまりすぎて
そっちばっか紹介しちゃいましたね
狭心症 は聴けば聴く程好きになってます
07. グラウンドゼロ
物騒なタイトルの割には、メルヘンなキーボードのイントロで
可愛い曲なのかな?と思ったら、歌始めで一気にぶち破られて驚いた
未来をテーマにし、前向きな歌詞で好きです
メロディもキャッチーだし、人気出そうな気がします
しかしバックで細かく複雑なビートを刻んでたり…流石です
最初の長いイントロは、未来を表現してたのかな?
ラストの音から繋げそうな感じがしたので
08. π
最初 揶揄 が始まったかと思ったw
この曲はピアノに河野圭さんが参加していて
全編にピアノが響く、陽気なバンドサウンドになってます
洋次郎の言葉遊びが顕著な歌詞で
韻を踏みまくったサビは聴いていて気持ちいいです
こういう少し自虐的で、若干自棄になっちゃいそうでも
明るく生きてこうーみたいな歌は好きです
"たり"って言葉で動作が継起していくのが
忙しない自己を表現していて、いいと思いました
09. G行為
このアルバムでいちばん異質な曲
歌詞カードも唯一の手書きで
このアルバムで唯一の英語が出てくる曲でもあります
曲の構成はヒップホップのそれで、ラップメインの曲
洋次郎も声色や口調をコロコロ変えてて、面白いですw
バンドサウンドよりも、打ち込みの多さで気に入りました
特に女性パート後のカオスっぷり…好きですw
G行為はご想像の通り自慰行為のことで、それがテーマ
10. DUGOUT
dugout は 防空壕 とか、野球でいう ベンチ の意
ギターによる疾走感が堪らなく格好良いロックナンバー
世界に翻弄されていく様というか、焦燥を感じました
大サビが2回あるというか、Cメロが2度出てくるというか
大きく盛り上がる個所が複数ある展開は好みでした
11. ものもらい
ここでまた、ゆったりした曲の登場
この曲は今までのラッドのアルバムに入ってそうだと思いました
当たり前に存在していて、忘れちゃうようなことやモノや人
…に対する思いを歌っているんだと思います
ちょっと最後ら辺の解釈に自信がないので、あやふやな言い方に
"庇った"と"ばっか"の言葉遊びは上手いなぁ!少し鳥肌立ちました
12. 携帯電話(Cat Ver.)
シングルの時にレビューしたので、詳しくはそちらで
ってもまだ絵文字も使って書いてた頃の…いい加減なやつだなぁ
申し訳ない
Catって何だ?と思ったら、そういえばバイオリンが斎藤ネコさんでしたね
イントロに携帯電話の音が入る演出があります
13. 億万笑者
力強いドラムが、一曲通して素晴らしいと思います
このアルバムでメロディがいちばん好きな曲かも!
綺麗に音符から音符へと流れていってると思います
歌詞も共感できます
この曲の歌詞は、自分の考え方に似てる
ここまで重くは捉えてないけどねーでも近い
この結局何でもポジティブに昇華させる術を知ってる感じ
そしてその術による成功例が何度かある感じ
億万長者をもじったタイトルだけあって
"ドル円相場"などの言葉が出てくるのが面白い
ちょっとバンプの藤君に近い声色、というか発声かな?で歌ってる気が
濁音や下降するメロのときに特にそう思う、あと最後のサビのあがるとこ
本当洋次郎は色んな声が出せるなー
14. 救世主
ラストを飾るのに相応しい、壮大な曲です
『絶体絶命』というアルバムのラストに 救世主
ここまでの13曲で色んな世界を見せてきて
でもその世界も、君がいなければ生まれない
…という結論を提示している曲だと思います
僕も出てきますが、素直に洋次郎のことと解釈しました
もっと一般的にするなら、アーティスト(僕)とリスナー(君)の関係
若干おこがましい解釈かもしれませんが
特に洋次郎は生を肯定する人なので
RADWIMPSの音楽で、君が死を思いとどまったなら
RADWIMPSは君の救世主だし、洋次郎も救われますよね
そういう歌だと思いました
もちろん、具体的に誰かを当てはめたっていいと思う
15. 隠しトラック
最初PCに入れて聴いたんで、ラストに9:09の楽曲を発見
えっ、何最後超大作?と思ったら、隠しトラックでした
15曲目の割と終盤の方に
勢いだけで録ったと思われる面白い曲が入ってますw
まとめ
またまたサウンドを進化させましたね!
技術が向上して、個々のプレイがどんどん主張するようになって
かといって喧嘩せずに、綺麗に混在している
音楽だなぁーバンドだなぁーと思いました
洋次郎の書く詞の世界観も、『アルトコロニーの定理』から
どんどん広くなっていってますよね
特に今回は歌詞(文字)の情報量がとんでもなく多い
(他アーティストと比べたら、今までだって充分多いけどw)
一気に聴くと言葉の洪水にのまれちゃうかも
ともかく、いいアルバムだと思いました!
これからもっと聴きこみたいと思います
あ!初回盤の歌詞カード、アートワークとしては素晴らしいのですが
読みにくいし、バラバラになっちゃうw白い台紙が欲しかったかも
以上です♪
怖い言葉を冠した今作は、一体どんな世界観になっているのか…
1曲ずつレビューしたいと思います!
結構思いつくままに書いちゃいましたので、悪しからず
01. DADA(dadadada Ver.)
シングルの時にレビューしたので、詳しくはそちらで
ちょっとイントロが長くなったver.かな?アルバムの幕開けに相応しくね
詳しく聴き比べていないので、他にも変更箇所があるかもです
02. 透明人間18号
曲の雰囲気は明るく爽やかで、これぞバンドって感じのサウンド
しかし洋次郎のメロディーメーカーの才能は如何なく発揮されていて
1・2番は、A→B→サビっていう典型通りだけど
その後のC・Dメロで曲の雰囲気が変わって終わるのが彼らしい
たぶん、歌詞のストーリー性を反映させた曲展開なのだと思います
色をテーマにした歌ですが、受動→能動って流れもありますね
前半は、周りに流され白黒どっちつかずの姿勢だけど
後半では、能動的な歌詞になりますもんね
C・Dメロの能動的な歌詞も素敵ですが、2番の歌詞も好きです
"虹の色"の行…確かに全部の色を混ぜると、黒っぽい色になりますよね
"色々"のダブルミーニングも上手いと思いました
あとはベースラインが気持ちよくて、つい耳で追ってしまう
03. 君と羊と青
2011年NHKサッカー放送のテーマソング
このアルバムではいちばん短く、2:42のトラック
短いだけあって歌のスピードも早く
畳み掛ける歌詞+力強い演奏で、勢いのある楽曲です
1曲通してこの勢いでも良かったんですが
君の言葉のパートだけ、美麗なメロになるのがいいですね
羊は雲で、青は空かな?
あとから気づいたんですが、群青って漢字をバラしたんですかね?
04. だいだらぼっち
ここでゆったりとした曲が登場
1番は弾き語り的、2番以降バンドの色が付いていく展開で
優しいメロディに柔らかい演奏で、語りかける感じ
ひとりぼっちについて、突き詰めて考えられた歌です
テーマは寂しいですが、前向きな結論で落ち着いてます
05. 学芸会
発売前、タイトルでいちばん気になっていた曲w
文字情報の多さで、歌詞カード見ただけでワクワクしてしまった
学芸会を舞台に、主役と脇役をテーマにした歌
"少年D"という脇役を与えられた僕が一波乱起こす内容
サウンドは妖しいロックというか
最初聴いた時9mmっぽいと思ってしまったwEMI繋がりで
最後のコード移行したサビが格好良い!
その前のエフェクト処理されたボーカルのパートと
ギターだけになった静のパートからの流れで、より格好良い
怒られて → 沈んだけど → (明るく)再反発 って感じがしてw
だからこそのオチが最後に
この曲続けようと思えば卒業式まで出来るよねw
06. 狭心症
シングルの時にレビューしたので、詳しくはそちらで
でもシングルの時は、c/wの 寿限夢 がツボにはまりすぎて
そっちばっか紹介しちゃいましたね
狭心症 は聴けば聴く程好きになってます
07. グラウンドゼロ
物騒なタイトルの割には、メルヘンなキーボードのイントロで
可愛い曲なのかな?と思ったら、歌始めで一気にぶち破られて驚いた
未来をテーマにし、前向きな歌詞で好きです
メロディもキャッチーだし、人気出そうな気がします
しかしバックで細かく複雑なビートを刻んでたり…流石です
最初の長いイントロは、未来を表現してたのかな?
ラストの音から繋げそうな感じがしたので
08. π
最初 揶揄 が始まったかと思ったw
この曲はピアノに河野圭さんが参加していて
全編にピアノが響く、陽気なバンドサウンドになってます
洋次郎の言葉遊びが顕著な歌詞で
韻を踏みまくったサビは聴いていて気持ちいいです
こういう少し自虐的で、若干自棄になっちゃいそうでも
明るく生きてこうーみたいな歌は好きです
"たり"って言葉で動作が継起していくのが
忙しない自己を表現していて、いいと思いました
09. G行為
このアルバムでいちばん異質な曲
歌詞カードも唯一の手書きで
このアルバムで唯一の英語が出てくる曲でもあります
曲の構成はヒップホップのそれで、ラップメインの曲
洋次郎も声色や口調をコロコロ変えてて、面白いですw
バンドサウンドよりも、打ち込みの多さで気に入りました
特に女性パート後のカオスっぷり…好きですw
G行為はご想像の通り自慰行為のことで、それがテーマ
10. DUGOUT
dugout は 防空壕 とか、野球でいう ベンチ の意
ギターによる疾走感が堪らなく格好良いロックナンバー
世界に翻弄されていく様というか、焦燥を感じました
大サビが2回あるというか、Cメロが2度出てくるというか
大きく盛り上がる個所が複数ある展開は好みでした
11. ものもらい
ここでまた、ゆったりした曲の登場
この曲は今までのラッドのアルバムに入ってそうだと思いました
当たり前に存在していて、忘れちゃうようなことやモノや人
…に対する思いを歌っているんだと思います
ちょっと最後ら辺の解釈に自信がないので、あやふやな言い方に
"庇った"と"ばっか"の言葉遊びは上手いなぁ!少し鳥肌立ちました
12. 携帯電話(Cat Ver.)
シングルの時にレビューしたので、詳しくはそちらで
ってもまだ絵文字も使って書いてた頃の…いい加減なやつだなぁ
申し訳ない
Catって何だ?と思ったら、そういえばバイオリンが斎藤ネコさんでしたね
イントロに携帯電話の音が入る演出があります
13. 億万笑者
力強いドラムが、一曲通して素晴らしいと思います
このアルバムでメロディがいちばん好きな曲かも!
綺麗に音符から音符へと流れていってると思います
歌詞も共感できます
この曲の歌詞は、自分の考え方に似てる
ここまで重くは捉えてないけどねーでも近い
この結局何でもポジティブに昇華させる術を知ってる感じ
そしてその術による成功例が何度かある感じ
億万長者をもじったタイトルだけあって
"ドル円相場"などの言葉が出てくるのが面白い
ちょっとバンプの藤君に近い声色、というか発声かな?で歌ってる気が
濁音や下降するメロのときに特にそう思う、あと最後のサビのあがるとこ
本当洋次郎は色んな声が出せるなー
14. 救世主
ラストを飾るのに相応しい、壮大な曲です
『絶体絶命』というアルバムのラストに 救世主
ここまでの13曲で色んな世界を見せてきて
でもその世界も、君がいなければ生まれない
…という結論を提示している曲だと思います
僕も出てきますが、素直に洋次郎のことと解釈しました
もっと一般的にするなら、アーティスト(僕)とリスナー(君)の関係
若干おこがましい解釈かもしれませんが
特に洋次郎は生を肯定する人なので
RADWIMPSの音楽で、君が死を思いとどまったなら
RADWIMPSは君の救世主だし、洋次郎も救われますよね
そういう歌だと思いました
もちろん、具体的に誰かを当てはめたっていいと思う
15. 隠しトラック
最初PCに入れて聴いたんで、ラストに9:09の楽曲を発見
えっ、何最後超大作?と思ったら、隠しトラックでした
15曲目の割と終盤の方に
勢いだけで録ったと思われる面白い曲が入ってますw
まとめ
またまたサウンドを進化させましたね!
技術が向上して、個々のプレイがどんどん主張するようになって
かといって喧嘩せずに、綺麗に混在している
音楽だなぁーバンドだなぁーと思いました
洋次郎の書く詞の世界観も、『アルトコロニーの定理』から
どんどん広くなっていってますよね
特に今回は歌詞(文字)の情報量がとんでもなく多い
(他アーティストと比べたら、今までだって充分多いけどw)
一気に聴くと言葉の洪水にのまれちゃうかも
ともかく、いいアルバムだと思いました!
これからもっと聴きこみたいと思います
あ!初回盤の歌詞カード、アートワークとしては素晴らしいのですが
読みにくいし、バラバラになっちゃうw白い台紙が欲しかったかも
以上です♪