マイルズ・ブリッジスという男
マイルズ・ブリッジス(Miles Bridges)
1998年3月21日生まれ
アメリカ合衆国ミシガン州フリント出身
身長198cm
ミシガン州立大学で2年プレーの後、2018年NBAドラフトにアーリーエントリー
全体12位でロサンゼルス・クリッパーズに指名された。
※直前に11位指名権を保持していたホーネッツとトレードが成立
高い身体能力から繰り出される豪快なダンクシュートが魅力で、ルーキーイヤーで
NBAオールスター期間に開催されるスラムダンクコンテストに出場した。
19-20シーズンに行われたオールスターのライジングスターチャレンジではチームUSAとしてチームを牽引し見事MVPに選ばれている。
入団から着実にプレータイムとスタッツを上げていき2020年に入団したラメロ・ボールとのコンビ結成後は一気に才能が開花。コンビ結成2年目となる2021-22シーズンは平均得点も20得点を超え、
オールスターの投票でも上位にランクイン、結果的には選出を逃したものの正にブレイクアウトシーズンであった。ホーネッツはこのシーズンプレイインにてアトランタ・ホークスに敗退しシーズン9位でプレーオフを逃したものの、次のシーズンに期待を持たせるシーズンであった。
2021-22シーズンの開幕前に4年60ミリオンの契約延長のオファーを断り制限付きFAになっていた
ブリッジスだが、シーズン中の活躍もありオフにホーネッツから大型の契約を手にするとの見方が大半をしめていた。ホーネッツ史上初のMAX契約すらあるかと言われていた矢先、事件は起こる。
2022年6月30日 妻への暴行の容疑でロサンゼルス市警に逮捕されてしまうのである。
*その後起訴されたブリッジスは暴行の容疑自体は認め、裁判にて妻とは和解する。
当然契約更新どころの話では無く、リーグからの調査期間もあり、結局2022-23シーズンはどこのチームとも契約できずシーズンを終えた。
エースを失ったホーネッツは攻撃力が激減、ラメロの怪我もあり14位でシーズン終了。
2023年4月14日NBAは声明を発表し、ブリッジスを30試合の出場停止処分、但し22-23シーズンを全休した事で20試合分は消化したと見なし、23-24シーズン開幕から10試合の出場停止処分とした。
2023年6月29日 ホーネッツはブリッジスに対しクオリファイングオファー(QO)を出し、
FA選手との交渉が解禁となって3日目オファー通り1年7.9ミリオンでホーネッツと契約した。
自らが犯した過ちとはいえ1年のブランクから遂に復帰の扉が開かれたブリッジス。
但し、アメリカでの家庭内暴力を犯した人間への風当たりは日本よりもさらに厳しく、彼のNBA復帰に関しては厳しい声が挙げられていることも確かだ。
これから彼がどのようなキャリアを積み上げていってくれるのか、
ファンである私からすれば、彼がいることでチームの攻撃、守備両面において良い影響がある。
何よりもラメロがブリッジスの復帰を待ち望んでいた事だろう。
余談ではあるが、彼はラッパー「RTB-MB」としても活躍している
私はその辺には詳しく無いのでリンクだけ貼っておきます(笑)