●就活・転職名言(おもしろ川柳付き)

 今回で記念すべき50話となりました。

 これまで、ハローワークの職業相談窓口で体験した喜怒哀楽を中心にいろいろ掲載させていただきましたが、今回は、私が相談窓口で相談者を元気づけたり、気づきを与えるときによく使っていた歴史上の人物や著名人が発した「就活・転職名言」をご紹介したいと思います。

 既に聞かれたこともあるかもしれませんが、就職活動をされる方以外にもさまざまなビジネスシーンでも使えるものもあります。参考にしてもらえれば幸いです。

 

 

【名言1】

この世には、卑しい人間はたくさんいるが、卑しい仕事はない。

<解説>以前、ネット上で仕事にランク付けをして、バッシングを受けていた記事を読んだが当然である。仕事をランク付けする人が、人として下位にランクされるべき人である。

 

【名言2】

天職と適職は違う。仕事は「やりたいか」で選ぶよりも「できるか、あるいはできそうか」で選べ。

<解説> やりたい仕事は探しても見つかるものではない。たとえ見つかったとしても、やりたい仕事をできる仕事にする(就職する)には、やりたい仕事に就くための「資質・能力」と「運」を必要とする。ところが、できる仕事をやりたい仕事に変えることは、自分の考え方ひとつですぐ実現できる。できる仕事の中で「やりがい」を見つけ出せばやりたい仕事になる。

 

【名言3】

悲観は「情念」であり、楽観は「意思」である。

<解説> ちょっと難しい言葉になるが・・・ 物事にとらわれて悲観的にしか考えられなくなっている人が、楽観的に考える人に、よく「お前は楽観的でいいよな~」と妬むようなことを言うことがあるが、こんな情けないことはない。この世の中、成功者の多くは楽観主義者である。この人たちは、ネイティブな性格からではなく、楽観的に考え行動した方がうまくいくことを知っており、意思をもって楽観的に考えるようにしているのである。仕事探しや転職も、とらわれる気持ちを捨てて、「なんとかなるだろう」という気持ちで臨んだ方が結果的にうまくいくことが多い。

 

【名言4】

転職成功者の多くは、単に「仕事ができる」だけでなく、環境順応性も優れている。

<解説> 転職は、仕事ができても成功するわけではなく、成否はその人の環境順応性が大きく影響する。常にバランス感覚をもって、過去の自分の実績にとらわれず、他人の意見に素直に耳を傾けられる人が成功者に多い。

 

【名言5】

人は「幸福」を求めて、もがき苦しむのであるが、「不幸」になるには簡単である。

なぜなら、ただ何もせず、じっとしていればいいだけだから。

<解説> 不要

 

 

ついでに、名作(迷作?)就職川柳を集めました。お楽しみください。 

 

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