(関西弁の会話をそのまま記載していますのでご了承ください。)

 

●ぜいたくは言わないおじさん ◇68歳 男性◇

 相談窓口で、座るなり

おじさん「仕事さがしてくれへんか? わしは、ぜいたくは言わへんで。パートでええんや。」

私   「そしたら、具体的な条件を言ってもらえますか?」

おじさん「条件か・・・、そやな・・・

◇土日休みで、

◇週3~4日で働けて、

◇早朝や夜勤の仕事はつらいので

◇10:00~16:00くらいで働けて

◇車で30分以内で通えて、

◇月10万円くらいの仕事でかまへん。

◇社会保険もいらんで。

 ただ、

◇警備みたいな立ちっぱなしの仕事はしんどいし、

◇外回りは、夏場がきついので室内のクーラーがきいた部屋の仕事がええな 

 

 こんな条件で働ける仕事はないか? 何でもするで、なんかないか?」

 

 

一応パソコンで検索して

「すみません。検索しましたけど、今のところそんな条件の仕事はありませんわ。この条件にこだわるのであれば、また出直してくれませんか」と言うと、さびしそうに「わかった」と言って帰ってくれました。

 この場合、「今のところ」ではなく「永遠に」ありませんと言うべきだったかなと反省しているところである。