(関西弁の会話をそのまま記載していますのでご了承ください。なお、文中≪≫は面談中の私の「心」の声です。)

 

●ホストになりたい元ヤン ◇29歳 男性

 耳にピアスの跡があり、一見短髪の海老蔵風のイケメン男性。ただ、席に座るなり私の顔をガン見、あごを突き出しほとんど瞬きせずに話し始める。

 

 「おっちゃんな(私のこと)、俺、いろいろ応募しているんやけどなかなか採用されへんのや、なんで採用されへんのかわからへん。はよ、お金稼ぎたいんで困ってるんや。ホストで稼ごうとも考えてるけど、ハローワークでどうやってさがすかわからへんし・・・」との相談

 

 ホストの仕事はハローワークでの求人募集はない。応募したければ新地か心斎橋あたりのホストクラブをネットで探して自分で応募するしかないことを説明

≪そんなこと、ここで相談するな≫

 採用されないことについては、面接の時、どんな態度で面接官と話しをしているのかと尋ねると、ほぼ今の面談状態と同じとのこと。それでは採用されないと説明。

   言葉遣い・姿勢・視線・表情・服装など面接時の注意点などを丁寧に説明。「やってみるわ」といって離窓したが、一度染み付いた立ち居振る舞いは、すぐに改めるのは難しいはず。彼は今ごろどうしているのか・・・。