今回は過去のブログ掲載記事をご覧になったお客様からのお問い合わせで、伸縮門扉の修理です。
まずはこちらがその門扉です。
写真の指摘箇所のアームが破損しており、開閉時に引っ掛かり円滑に動かすことができず困っていたところです。
経年が大きいため替えパーツの入手は不可。
そこで、2本の支柱部分を解体取り除き左右方向に詰めて組み立てなおすことにいたします。
(長さ方向に余裕がないとできません)
解体していくと後で組み立てられるか多少不安になってきますが、パズルを組み合わせる如く
アームをつないで、組み立てていきます。
つなぎ目のピンはアルミ棒をカシメたもので、固定部分のピンはステンレス6φのボルトに置き換えます。頭は袋ナットで固定します。
可動部分はピンの片側に穴をあけM4タップが切れた箇所はM4ボルト、ダメな箇所はドリルネジで固定します。
支柱のカバーを装着しつつ、ひとつづつ丁寧につないでいきます。
順番が重要です。
黄色〇部はボルト、赤〇部はネジ取り付けです。
取り除いたパイプ類はこちら(左)です。黄色矢印部分が破損している箇所です。
解体したアルミのピン類です(右)。
さらに、キャスター取り付け金具が変形していましたので、こちらも修理です。
矯正し、新たな箇所に取り付けました。
最後に開閉作業を行いスムーズに開閉ができるようになりました。
完了です。
お客様に大変喜んでいただけました。
お仕事に感謝ですね。
同様にお悩みのお客様には、修理が可能かどうかの判断も含め以下にてご相談させていただきます。
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