今回は濡れ縁の補修です。ニコニコ

掃き出し窓の外にコンクリート敷に作られた「濡れ縁」ですが。

かなり老朽化が進み、日々高齢の奥様が洗濯物干しに立つ際に、足元が不安ということでご相談を受けました。注意

 

現状はこのような状態です。

解体してみると、大引きも腐っていますし、脚部はブロックを積み重ねてあるだけで安定状態は良くありません。叫び

そこで、羽子板付き沓石(170×170×150)を使用し、躯体側の掛け桟部分の補強と大引き部分を入れかえ秘密加工して、天板部分の水平を確保します。

コンクリート敷は水勾配があるので大引き取り付け部分は勾配部分を考慮して加工しています。音譜

 

沓石はコンクリ―ト用接着剤を接地面に充填し固定。

天板は耐食性のあるウッドデッキ材(セランガンバツ)105×20を使用し、座繰りのある下穴を介して取り付けます。

そして天板を15枚張り付けて終了

天然木のウッドデッキ感のある素敵な濡れ縁が完成しました。OK

濡れ縁は、耐久性のあるアルミや人口木などの天板を使うなどして作られた既製品も多数ありますが、今回の場合は高さが合わないということと、水勾配面への設置で傾いてしまうということなどから、やはり特注せざるを得ませんでした。

 

セランガンバツは多少コストが高めですが、腐りにくく、シロアリの心配もなく、塗装も不要、耐久性が高く基本的にはメンテナンス不要ですので安心です。

 

とにかく夏場の直射日光には熱伝導性の低い天然木を使用するのが私の経験ではおすすめです。合格

最近はホームセンター等でウッドデッキ材として入手可能なものもありますので、機会がありましたらご利用をご検討ください。

 

ということで、完成品にご満足いただきました。

お仕事に感謝ですね。ニコニコ