こんにちは 菊地です。
ミムピー解体新書 後編です。
前回の記事では、ミムピーが、
①しぼり ②入れ ③ため ④にがし ⑤抜き
の5段階から成っている事、
①しぼり と ②入れ に関して説明いたしました。
今回は③の「ため」から説明していきます。
③ため
「ため」とは「持続圧」のことを言います。
「入れ」の後に、ちょうどいい強さで停止し、キープ。持続的に圧をかけていきます。
ためることで、カチカチに硬い筋肉も徐々にほぐれてくれます。
ためる時間はそれぞれで、筋肉を細かく動かしたいときは、ほとんどためないときもありますし、
コリが深い時や硬いときなど、長時間効かせたい場合は、10秒、20秒、30秒と、ためる場合もあります。
④にがし
「ため」のあと、体重移動によって筋肉を動かして(にがして)いきます。
これがミムピーの真骨頂 「にがし」です。
先の記事で説明した通り、
硬くなった筋肉=普段動かさない筋肉を動かすことによって、筋肉に運動効果を与えることができます。
一度固まりきった筋肉は、自分で動かそうとしても動いてくれず、
他の筋肉が代償として酷使されることが多いです。
逆に、他動的でも筋肉を動かし、筋肉が柔らかくなれば、
筋肉本来の動きが取り戻されて、
効率のいい体の使い方ができる=疲れにくい体をつくることもできます。
⑤抜き
「にがし」のあと、指がパッと離れたら寂しいので、スーッとフェードアウトしていきます。
これを「抜き」と言います。
抜きがあることで、次の「入れ」への移行がスムーズになり、
一手一手が滑らかになります。
以上がミムピーです。
あの一手の、一瞬のうちに、この5段階に及ぶミムピーのこねる動きがなされているのです。
なんか文章に起こすと訳がわからないかもしれませんが、
実際に受けてみると、
「ためが長くて気持ちいいな」とか、「にがしが大きくて気持ちいな」とか、
「しぼりが甘いな」とか、「抜きが雑だな」とか、
なにかしら感じる部分があると思います。
兎にも角にも、
ミムピーの良さは受けてこそ!なので、
お店でお待ちしております^_^