遠征準備 後半 | XJ 時々 FZ(フェーザー)

XJ 時々 FZ(フェーザー)

XJ400と2019年夏に
FZ250PHAZERが増えました。

つづき、

遠征準備で友人の工場へ

ラダーなどを運び終えると

「いっぺんやってみるか?」と

以前から話をしていた、工場の片隅に置かれている約2年ほど不動のスクーター

ヤマハジョグです。(書類なし。正確には書類を持ち主の方は紛失した)

大人2人、小さなスクーターに悪戦苦闘です。

悪戦苦闘の為、撮影するという所まで気が回らず真剣でした。

バッテリーをつないでもセルが回らない(他の電気系統は正常)

キックも動かない。

「キックペダルが固い?」

「あいつ(昨年不慮の事故で亡くなった友人)が直そうとしていたディオもそんなことあったなぁ。キック手入れしてたわ」

と、カバーを外してごそごそしていると

「あっ・・・・」

キックレバーの内部構造。直してもらった後の画像。

このバネが外れてしまい、バラバラに。

組もうとしても元がどうなっていたかさっぱりわからず。

「どうする」

「キックなしにするか」

「でも、セルも怪しいしなぁ」

「もっていく?」

という事で本職のヤマハ屋さんへ。

FZ・XJがお世話になっているヤマハ屋さんです。

 

工場から徒歩で数分の距離。

「すみません、スクーター直している途中でバラバラになってしまいました」と。

「あ、これね。コツが有るんですよ」と。

数分で組み上げてもらいました。

全く迷惑な客です。

「直ったでぇ」と反省が見られない言葉で戻ると

「プーリーも回らんで」

「という事はエンジン固着してるのか?」

プラグ外してみようと抜いてプラグを見て友人の一言

「ウォーターハンマーやな」

プラグがオイルまみれ。オイルポンプから徐々に漏れていき2年近い間にシリンダー内がいっぱいになったという事でしょうね。

プラグを抜いてキックすると

「スコスコスコ」と軽く回ると同時に黒いオイルがドロドロと出てきました。

プラグを掃除して、火花が出るのを確認してプラグ穴からオイルが出なくなり白い煙が出始めるまでキックを繰り返し再びプラグを入れてキックすること数分

掛かった!

ここまで約5時間の道のり。

 

掛かり始めは凄い白煙でした。

工場内煙だらけ。

さんまを七輪で焼く(いつの時代の話)以上の白煙です。

「掛かった掛かった」

バッテリーをつなぐとセルも気持ちよく回ります。

掛かった瞬間

「不動の単車を動かして乗ろうという人の気持ちわかるわぁ」と大笑い。

敷地内を試乗して

出足加速、シグナスより「グっ」と来る感じ。この感覚懐かしいなぁ。

キック始動もできるのでバッテリなしでもエンジン掛けれます。

一度掛かれば、その後もセル一発・キック一発。アイドリングも安定して

「XJより調子いいかも」

 

里親さん募集中ですが、話が無ければ書類を起こして私が乗るつもりです。

道交法遵守ですが自転車よりいいかも。

 

ではでは。