先日の中期経営計画の続きですが、日本の一部上場企業約2000社を、成長のフィルターで分類して、上位100社を抽出します。一方で、リストと同一の業種、ほぼ同じ売上高で平凡な成長率の対比企業100社を抽出します。*ただし時価総額200億円以上の条件を付ける。
その200社について、各社が決算そのほかで作成している資料を、以下の6つの要素から分析します。(シンプルなテキストマイニング)
1.拡大市場での、特定ポジションを確保する努力
2.技術力やサービスを、成長市場に振り向けた
3.製品販売から付随するサービスを開発して販売した
4.中期経営計画の有無
5.海外進出をしている、あるいは海外進出を目標としている
6.既存事業に、収益性の高い新規事業を接続した
創業年は最古が1896年、最新が2008年です。上場より10年未満はリストから除外します。2つの群を比較すると、成長群の対前年売上高は+25.6%、比較群は1.2%。ROEは成長群が17.9、比較群は9.5です。
このような比較をしてみると、興味深いことが見えてきます。
*次回へ続きます。