非常に厳しい経済環境でも、伸び続けている企業、ビジネスがあります。
一方で、難しい環境や社会変化で衰退をしていく企業も必ずあります。
理由は主に二つあると思われます。
1つは、付加価値が減衰していく要素を特長としていること。
2つ目は、新しい価値を提供しようとしていないこと。
いま、既存のビジネスの中で、「従来と同じ行動」をしていると、ほとんどの場合、付加価値が減ってしまいます。
なぜなら、いろいろな変化で「その行動の価値」が減少しているからです。
食品スーパーなどでは、従来に比較して「消費者側の選択肢が増えた」ことにより、単に食品を販売するだけでは、消費者側にとっての意義がなくなってしまうこともあります。
希少性という意味も、様変わりしています。従来と同じことをしていれば、確実に希少性がなくなっていく。
食品自体にも、現在は新しい側面、新しい付加価値が求められています。機能性食品などは、まさにその好例ではないでしょうか。
疲労回復のために食べる食品、ぐっすり眠るために食べる食品、前向きな感覚を得るために食べる食品など、ある種の機能が強化された食品が登場して、一定の消費者を摑まえています。
新しい価値を提供するためには、自社がそのようなことを実現するという新しい目標を掲げなければいけません。
いま、皆さんの中に新しい目標はありますか?
新しい付加価値を、必死に探索していますか。
新しい付加価値を提供するための、ビジネス上の方程式を持っていますか。
社会の問題も常に変化しています。解決することで、大きな対価をもらえる問題は、日々移動を続けながらもこの世界に「解くべき問題は」常に存在し続けているのです。