ハワイ合宿物語 ~よみがえり~
到着
レンタカーーを借りてホテルに向かう。
今回の車は、ピーチクルーザーというキュートな車。
ナンバープレートが、私の誕生日と同じ!
「良いことあるよ!」とスタート。
ホテルに着いたのが5時20分
ホテルに一歩入ると、フロントから海が見える。
「凄い!! 」 思わず声が出る。
チェックインをして食事のお勧めを聞く。
海が見えるレストランに、5時半から予約が取れるそう。
「夕日が見えるよ!」すぐに予約を入れる。
大きな太陽が目の前に広がる最高の席。
「乾杯!!」
この乾杯には、色んな意味が詰まっている。
そして太陽が海や、やしの木、テーブルに、人
すべてをオレンジに染めていく。
「・・・・・・・・・・・」 声が出ない。
「なんて、幸せなんだろう」
「すべてにありがとう」
しみじみつぶやいた。
太陽の光が優しくなり、海に溶けるようにしずんだ。
新月なので、真っ暗。
「星を見よう」
と浜辺に置いてあるボンボンベットに寝転がる。
すごい星の数!
星に手が届きそう!
視界が星でいっぱいになる。
目の中に星が入ってくる感じ。
180度、いや360度星・星・星・・・・・
「天の川!」
なぜか涙がとまらない。
「流れ星」
「見えることって、こんなにもありがたいんや」
波の音が耳から全身に広がる。
「聞こえるって、こんなに素敵なんや」
潮の香りが、懐かしく鼻から心に染み渡る。
「香りって、こんなに感じるんや」
風が、全身を包み込む。
「抱っこされているみたいに心地良い」
仕事に忙しい日々、あまり感じていないこの感覚。
大きく息を吸って、吐く。
「生きている」
この宇宙の一部で、ただただ存在してる感じ。
夜の浜辺で寝てしまい、寒気を感じて目が覚めた。
五感が研ぎ澄まされて、細胞がよみがえった感じ。
自然凄い!