小説 AKBバスケットボール大会 -3ページ目

小説 AKBバスケットボール大会

AKBでバスケしてみました!!
文才ないですがヨンデミテクダサイ




ビビーーーーーー!!!




指原に代わり前田が再びコートに立つ

高橋「ちょっと!あっちゃんはまだ休ん・・・」

「私にボール集めて」

高橋の言葉をさえぎるように前田が言う

その眼をみた高橋は圧倒されてしまった





試合再開


高橋に小森

前田に佐藤

小島に柏木

高城に河西

篠田に増田


という形にマークが変更された



高橋から前田にボールが入る


キュキュッ・・ダムッ!!


佐藤を抜き去る


ザシュッ!!


そのままミドルシュートを決めた

ドライブからのシュート

一切フェイントはかけていない単純なプレー

だが、あまりの速さに誰も反応出来なかった





チームBの攻撃


渡辺の指示通り柏木にボールが入る

マークは変わらず小嶋だ


キュ・・ダム・・ダムダッ!!


鋭いドライブで小嶋を抜き去った瞬間




ビシッ!!


柏木「!!!」

柏木の手元からボールが消えた




前田が奪ったのだ


そのままドリブルで攻め上がる

小森がチェックにきた


ダムっ!!


小森「!!!」(み・・みえないよ・・)




ドガアアァァァ!!





強烈なダンクを叩き込んだ



ダン!!

着地。そしてふりかえり

前田「あと11点差しかないよ?」



「「「!!!!!」」」



11点差を「しか」と言った

決してハッタリではない

彼女にしたら「11点差しかない」そう感じるのが普通なのだろう

そして今その彼女のプレーを前にして会場中の全員が「11点差しかない」そう思うのもまた普通のことなのだろう

それほどに前田のプレーは別格だった




右45度、柏木がボールを持つ

対峙するのは小嶋

しかし前田が佐藤のマークを離れ、いつでもカバーにいける距離にいる

柏木「くっ・・!!」(小嶋さんを抜いても前田さんに取られる)

先ほどスティールされたのが脳裏にこびり付いていた

堪らず小森にボールを戻す

決定的な攻め手がないまま時間だけが過ぎる

そして24秒ギリギリで苦し紛れに小森がシュートを放った


ガンッ!!


「リバウンドッ!!」


ガシッ!!


掴んだのは高城だった

ボールを高橋へ


高橋「1本いこうっ!」(この1点は大事だ。確実に決めたい)

ハーフコート超えた辺りで前田へパス


次の瞬間



ザシュ!!



ワンドリブルで佐藤を躱し3Pシュート

佐藤はディフェンスが得意な選手だ

実際、高橋もマンマークをされ苦しんでいた

その佐藤が一瞬で躱されシュートを決められる

前田とはそれほどの選手であった



柏木「こりゃ怪物だ・・・」





3ndクォーター 残り3分30秒

63‐71

1分で7得点、1ケタ差へ

チームBは前田を止められるのか

チームAはこのまま逆転出来るのか














3rdクォーター開始。




エンドライン、篠田から高橋へボールが入った瞬間だった

キュッ!!


高橋「!!!」

交代で入った佐藤が厳しいチェックにきたのだ

一旦、篠田に戻す

それでも佐藤は高橋にタイトなマーク。

高橋「!」(そーゆー事ね。走りっこなら負けないよ!!)

佐藤「高みなさん。半分コしよ?」






ボールはそのまま篠田が運ぶ形に

ハーフラインを超えた時、右45度辺り、小嶋が呼んだ

篠田から小嶋へ

柏木のマークは外れていない

小嶋にボールが渡った瞬間

柏木「!!!」(なっ・・!!)

一瞬で柏木を抜き去ったのだ

ザシュッ!!

そのままミドルシュートを決める




高城「小嶋さん凄いです!あんな簡単に抜いちゃうなんて!」

小嶋「今のは不意打ちみたいなモンだよ。次からは多分抜けないかな」

増田「ゆきりん!ドンマイ!ドンマイ!」

柏木「ありがと。次は絶対止められるよ。」

柏木はスピードが特にあるわけではない小嶋に抜かれた原因を分かっていた

その原因とはステップだった





通常、左からきたボールは右、左という順番で着地する

しかし小嶋は左、右という順番でステップを踏んだ

そのためタイミングをずらし抜くことができたのだ

分かってしまえばそう簡単には抜かれないだろう




柏木(あれ結構難しいんだけどな~)

小嶋は、ずば抜けたパワー、スピードは持たないがチーム1の器用さを持っていた。




チームBの攻撃

渡辺の指示通り柏木へボールを集める

柏木、右45度辺りでボールを持つ

(頑張って止めてやる!!)

意気込んで対峙する小嶋

柏木、小嶋の目を見て一言




「夢中にさせちゃうぞっ」





キュッ・・キュ!!ダムっ!!!



小嶋、全く反応出来ず

高城、指原がカバーに入る

キュッ!!・・・・・・・・ダムっ!!

高城・指原「!!!」

急ストップからの急スタートで2人の間を抜く

そのままジャンプシュートへ

バッ!!

篠田がブロックにくる

やはり柏木のはるかに上をいく高さである

しかし、柏木が放ったシュートはそのブロックの上をいく軌道でネットに吸い込まれる





ザシュッ!!





「「「・・・・・・」」」

あまりのプレーに会場中を静寂が包んだ



そして、爆発



「すげぇぇぇーーーーーーーー!!!!」

「なんだ今のはぁぁぁーーーーーーー!!!」








ーー柏木由紀

2ndクォーター終了直前に3人相手にゴールを決め

3rdクォーター開始直後4人相手にゴールを決めた


このプレーで完全に流れをつかんだチームB



3rdクォーター残り4分30秒

56‐71

15点差・・・再び得点が開いていた

「見てらんない。もう出るよ。」

この絶望的な状況

絶対的エースが再びコートへ













2ndクォーター残り時間はあとわずか

46-50

高橋のカットイン、篠田の高さを武器に、4点差まで詰めていた





右45度でボールを持つ柏木。



ダッ!!


「スクリーン!!」

叫ぶ高城。

しかし小嶋は河西のスクリーンにかかってしまう

小嶋「っ・・・!!」

抜き去る柏木。スイッチして高城がチェックにくる


ダムっ!!


高城「!!!」

それも素早いロールでかわす。

そのままゴール下に侵入

そして跳ぶ!!

「やらせるかぁー!!」

篠田がブロックに跳んできた。

柏木の遥か上をいく高さ

柏木「・・・」



ーースッ



篠田「!!!」



ブンッ!!

 

ブロックにいった手は空を切った







バスッ!!




ダブルクラッチでうまくブロックを躱したのだ

2人を抜いて、篠田のブロックを躱してゴール

コート上の、いや、会場中の人間みんなが柏木を見ていた



ビィーーーー!!!!!!



ここで2ndクォーター終了

46-52

ーー6点差

チームBは柏木の個人技でなんとか耐えていた





ーーチームAベンチーー

高みな「いやぁ~。ゆきりんやるなぁ~」

軽い口調で言うものの内心焦っていた

小嶋「私じゃゆきりん止められないよぉ~」

そう言って肩をおとしている。

チラッと前田の方を見て高橋が言う

高橋「みんなでカバーするから頑張ろ?」(ゆきりんは、あっちゃんにしか止められない。でも今あっちゃんを出す訳にはいかないんだ)

篠田「大丈夫だよ。陽菜。」(次は絶対ブロックしてやる)

うん!と顔をあげる

高橋「オフェンスはうまくいってるんだ。大丈夫!絶対追いつける!」

「「「おぉ~!!」」」

選手の士気を上げる高橋。




ーーチームBベンチーー

河西「ゆきりんすごいでチユウ」

柏木「そんな事ないよ~」

点差は詰められたもののいい雰囲気だ

「んで、いい案は浮かびましたか?ネズミさん?」

黒い笑みを浮かべながら柏木がきく

「大丈夫ですよブラックさん。あっしの言うとおりにしてください。」

渡辺も微笑みながら答える

渡辺「とりあえず3rdクォーターもゆきりん中心に攻めてください」

増田「それだとワンパターンでバレバレやん。守り易いんちゃうの?」

渡辺「それでいーんですよ。ゆきりんは出来るだけ目立つようにプレーしてください」

柏木「わかった。頑張ってみる」

渡辺「それと、きたりえと亜美菜ちゃんチェンジで。高みなさんのマンマークお願いします」

佐藤「マンマークって疲れるんだよね~」

と言ったあとニヤリと笑って

「その辛さは高みなさんと半分コなんだけどね」



いよいよ後半戦

策士渡辺の作戦とは・・・

勝負の4thクォーターに向けて

大事な10分が始まる





ーーチームBベンチーー



「クソっ・・・!!」

渡辺がイライラしながらベンチに座る

9点リードしているもののチームの雰囲気は悪い

柏木「みんな集まって、メンバー代えてくよ。麻友に代わって小森でいく」

渡辺「ちょっ・・!待ってよ!私はまだ出来る!」

柏木「麻友の気持ちは分かるけど、今は耐える時だよ」

黙って下を向く渡辺

話を続ける柏木

「多分最後の10分が勝負になる。その時まで麻友にはベンチから相手をみて、勝つためのプランを考えて欲しい」

ゆっくりと顔を上げ、柏木と目が合う

柏木は微笑みながら

「麻友にしかできないからさっ」

渡辺「・・・わかったよ」

増田「ほな行きまっかぁー!!」

「「おぉー!!」」

いい雰囲気を取り戻したチームB




ーーチームAベンチーー



ガタッ!!




前田「ハァ・・・ハァ・・」

肩で息をする前田。

彼女はスタミナに難がある選手なのだ

それに加えて能力が低下していたため、限界はとっくに超えていた

高みな「あっちゃん、ありがと」

前田「ハァ・・ハァ・・何が・・?」

高みな「・・なんでもないっ。後は任して。最後の10分までに回復しといてよ」

微笑みながら言う。そしてメンバーを集める。

高みな「さっしー!いくよ!」

前田に代わり高橋、倉持に代わり指原

指原「さしはらにはむりですよぉ~」

見事なヘタレっぷりをみせる指原

高橋「ラスト10分が鍵になると思う。それまでに追いつこう」

「「おぉーー!!」」





チームBの攻撃でゲーム再開

チームAのディフェンスはマンツー



増田に篠田

河西に高城

柏木に小嶋

北原に指原

小森に高橋





小森が選んだ攻撃のポイントは

柏木だった。

右45度の位置でボールを構える柏木

腰を低くして対峙する小嶋


キュッ・・キュキュツ!!



小嶋(右だ!!)



ダッ!!



小嶋「!!!」

柏木は小嶋が動いた方向と逆を抜いていった

高城がカバーにくる前に



キュッ!!



既にシュートを放っていた





ザシュッ!!





ーーストップ&ジャンプシュート

シンプルだがスピードに乗れば乗るほど難しい高等技術だ

柏木は全速力でやってみせた





ーー11点差、再び2ケタ差に



「1本っ!1本っ!」

高橋が声を張り上げる

チームの精神的支柱が戻ってきた

そのことが選手の士気を高めていた

ボールはトップの位置で高橋

ダム・・・ダム・・ダッ!!

鋭いドライブで小森の横を抜く

「チユウ!!」「いかせるかっ!!」

北原・河西がカバーに向かう

キュッ!!

高橋は既にシュートモーションにはいっていた

北原。河西(ゆきりんと同じプレー!!?させない!!)

バッ!!

2人がブロックに跳ぶ。完全にシュートコースが消えた。

ーービッ!!

3Pラインの外で待つ指原に最高の形でボールがはいった

しかし柏木がチェックに向かっていた

柏木(よしっ!これなら間に合う!)

指原「ひいぃぃ!!すいません!!」

柏木「!!!」

超クイックモーションでシュートが放たれた





ザシュッ!!





「小さな巨人」「ヘタレクイーン」が魅せた


ーー8点差、すぐさま1ケタ差に戻す


高橋「1点縮まったね」






両キャプテンが鍵となると言った最後の10分・・・

チームAは追いつけるのか

チームBは耐えられるのか







2ndクォーター開始。



渡辺がボールを運ぶ。

渡辺(ちぇ・・高みなさん下げたかぁ。でもあっちにPG出来る人はいないはず・・・)



ハーフコートを越えマークに来た人物に驚いた

渡辺「!!!」(あっちゃん!?)

その一瞬怯んだ隙を前田は見逃さなかった




ビシッ!!




スティール。ハーフライン辺りで奪った彼女を邪魔する者はいなかった。









・・・・・はずだった




「「「!!!」」」



なんと渡辺が追いついたのだ!

前田「・・・」

正しいポジションでないため前田の能力は低下している


渡辺(よし!これなら防げる!)


しかし、前田が急ストップ。シュートモーションへ

そこは3Pラインの手前だった。



渡辺「!!!」


全力で走っていたためブロックにとべない






・・・・・・



・・・・



ザシュッ!!


目には目を・・そう言わんばかりのプレーだった

渡辺が高橋の心を折ったプレー。前田は全く同じシュチュエーションで返したのだ。

しかし違う点が一つあった。

渡辺は動揺している。ここまでは同じだ。

高橋「あっちゃん・・・」

そう、違うのはベンチからみていた高橋に勇気を与えたことだった。

渡辺(くそっ・・・!!)

「まゆ、落ち着いて。まだ全然リードしてるんだよ?大丈夫!」

柏木が声をかけに来た。

渡辺「そんな事分かってる!!」

柏木(・・・)


チームBの攻撃

トップの位置でボールを持っているのは渡辺。

対峙しているのは、前田である。


キュッ・・キュキュッ!!



鋭いドライブで横を抜く!!






ビシッ!!


スティール。奪ったのは・・・

高橋と交代で入った倉持明日香だった。

彼女はディフェンスが得意な選手だった。

能力の下がった前田のカバーに入っていたのだ

その倉持がドリブルを開始。

しかし、柏木が戻っていた為、ゆっくり攻める事に

トップの位置で前田がボールを持つ

ハイポストの小嶋へパス

小嶋、ワンフェイク入れローポストの篠田へ

篠田、ブロックに跳ぶ増田の上からシュート



バスッ!



増田「あかん・・高すぎる・・」


チームBの攻撃は、イライラしている渡辺のパスの精度が悪く、イマイチ流れに乗れない

外角のシュートが入らない。篠田、小嶋、高城のインサイドから簡単には得点できない


一方、チームAの攻撃は高さでアドバンテージのあるインサイドから着々と得点を重ねる



チームB、流れを切るためタイムアウトをとる



ーー2ndクォーター残り3分20秒

33‐42

9点差まで詰めていた

そして・・・

チームAの「小さな巨人」が帰ってくる