ビビーーーーーー!!!
指原に代わり前田が再びコートに立つ
高橋「ちょっと!あっちゃんはまだ休ん・・・」
「私にボール集めて」
高橋の言葉をさえぎるように前田が言う
その眼をみた高橋は圧倒されてしまった
試合再開
高橋に小森
前田に佐藤
小島に柏木
高城に河西
篠田に増田
という形にマークが変更された
高橋から前田にボールが入る
キュキュッ・・ダムッ!!
佐藤を抜き去る
ザシュッ!!
そのままミドルシュートを決めた
ドライブからのシュート
一切フェイントはかけていない単純なプレー
だが、あまりの速さに誰も反応出来なかった
チームBの攻撃
渡辺の指示通り柏木にボールが入る
マークは変わらず小嶋だ
キュ・・ダム・・ダムダッ!!
鋭いドライブで小嶋を抜き去った瞬間
ビシッ!!
柏木「!!!」
柏木の手元からボールが消えた
前田が奪ったのだ
そのままドリブルで攻め上がる
小森がチェックにきた
ダムっ!!
小森「!!!」(み・・みえないよ・・)
ドガアアァァァ!!
強烈なダンクを叩き込んだ
ダン!!
着地。そしてふりかえり
前田「あと11点差しかないよ?」
「「「!!!!!」」」
11点差を「しか」と言った
決してハッタリではない
彼女にしたら「11点差しかない」そう感じるのが普通なのだろう
そして今その彼女のプレーを前にして会場中の全員が「11点差しかない」そう思うのもまた普通のことなのだろう
それほどに前田のプレーは別格だった
右45度、柏木がボールを持つ
対峙するのは小嶋
しかし前田が佐藤のマークを離れ、いつでもカバーにいける距離にいる
柏木「くっ・・!!」(小嶋さんを抜いても前田さんに取られる)
先ほどスティールされたのが脳裏にこびり付いていた
堪らず小森にボールを戻す
決定的な攻め手がないまま時間だけが過ぎる
そして24秒ギリギリで苦し紛れに小森がシュートを放った
ガンッ!!
「リバウンドッ!!」
ガシッ!!
掴んだのは高城だった
ボールを高橋へ
高橋「1本いこうっ!」(この1点は大事だ。確実に決めたい)
ハーフコート超えた辺りで前田へパス
次の瞬間
ザシュ!!
ワンドリブルで佐藤を躱し3Pシュート
佐藤はディフェンスが得意な選手だ
実際、高橋もマンマークをされ苦しんでいた
その佐藤が一瞬で躱されシュートを決められる
前田とはそれほどの選手であった
柏木「こりゃ怪物だ・・・」
3ndクォーター 残り3分30秒
63‐71
1分で7得点、1ケタ差へ
チームBは前田を止められるのか
チームAはこのまま逆転出来るのか